インテグラ、16年ぶりに復活…アキュラが米国納車を開始

5ドアのプレミアムスポーツコンパクトに

最大出力200hpの1.5リットル「VTECターボ」搭載

日本でデザインされた大胆なスタイリング

アキュラ・インテグラ 新型
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ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは6月2日、新型『インテグラ』(Acura Integra)の納車を米国で開始した、と発表した。

◆5ドアのプレミアムスポーツコンパクトに

アキュラ・インテグラ 新型アキュラ・インテグラ 新型

ホンダ・インテグラは1980~1990年代、日本市場において、若者向けのスポーツクーペ&4ドアハードトップとして人気を集めた。3代目と4代目には、高性能グレードの「タイプR」が設定された。しかし、ホンダは2006年をもって、インテグラの日本国内での販売を終了した。

米国でのインテグラは、アキュラブランドが現地で立ち上げられた1986年3月27日、最初のアキュラの市販車の2車種のうちの1台として導入された。2002年にはモデルチェンジを機に、車名をアキュラ『RSX』(日本名:4代目インテグラに相当)に変更。2006年に販売を終了した。

アキュラは、インテグラを米国市場で復活させた。16年ぶりに復活を果たした新型インテグラは、5ドアデザインのプレミアムスポーツコンパクトとして、アキュラブランドのラインナップに加わる。新型は、1986年にアキュラブランドの立ち上げに貢献した初代を含めて、歴代インテグラに触発されて開発が進められた。新型インテグラは、刺激的な5ドアデザインとドライブの楽しさを備えたプレミアムスポーツコンパクトとなり、アキュラブランドの新しい入門パフォーマンスモデルに位置付けられる。

◆最大出力200hpの1.5リットル「VTECターボ」搭載

パワートレインには、1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。そのスペックは、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800~5000rpmと発表された。新開発のコイルタイプのエキゾーストシステムは、インテグラならではの走行体験をさらに強化するエモーショナルなエキゾーストサウンドを発する、と自負する。

トランスミッションはCVTが標準で、高出力ターボエンジン用に特別チューンされた。CVTはスロットル入力に素早く反応するという。ステアリングホイールには、パドルシフトが付く。

インテリアは、ドライバー重視のデザインとした。10.2インチのアキュラ「Precision Cockpit」デジタルディスプレイ、スマートフォンとの連携、8スピーカーのプレミアムオーディオシステム、USB-C充電が標準装備されている。ヒーター付きフロントシートは合成レザー仕様で、運転席は8方向のパワー調整が可能。エボニー、レッド、オーキッドの3色から選択できる。

◆日本でデザインされた大胆なスタイリング

日本でデザインされた新型インテグラは、大胆なエクステリアスタイリングを持つ。傾斜したルーフラインとリフトバックテールゲートを特徴とし、独特のクーペのような存在感を発揮している。歴代インテグラを現代的に解釈した第5世代モデルは、ヘッドライトとテールライトの下にエンボス加工されたインテグラのロゴをあしらった。

2019年夏の『タイプSコンセプト』で最初に発表されたアキュラの新しいフレームレスダイヤモンドペンタゴングリルを、新型インテグラに採用する。アキュラならではのユニークなヘッドライトは、新型インテグラの場合、「ジュエルアイ」と呼ばれるLEDヘッドライトと、その上に配置された「シケイン」と名付けられたLEDデイタイムランニングライトを組み合わせている。

リアは、筋肉質の後輪アーチとデュアルエキゾーストを装備し、ワイドなトレッド強調している。従来のインテグラに触発されたリアスタイルは、フロントのシケインLEDデイタイムランニングライトと共通イメージのワイドなテールライトを採用している。


《森脇稔》

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