ヤマハ発動機は3月31日、大型バイク『YZF-R7』『MT-09』と水上オートバイ『スーパージェット』が、世界的デザイン賞「レッドドットアワード プロダクトデザイン2022」を受賞したと発表した。同社製品のレッドドットアワード受賞は2012年から11年連続。
YZF-R7は、スーパースポーツ“YZF-Rシリーズ"のミドルクラスとして開発。ミドルネイキッド『MT-07』の689cc CP2エンジン・車体をベースに、シャープなハンドリング、倒立式フロントサスペンション、A&Sクラッチなどを採用し、高揚感あるスポーティな性能を追求している。さらに、ホリゾンタルラインを基軸とするシルエット、空力性能を最大化するエアマネジメントカウル、M字ダクトや2眼ポジションランプなど、YZF-Rシリーズが持つスタイリングを継承している。
MT-09は、新開発の889cc・3気筒エンジンを搭載した大型ネイキッド。同社独自のSPINFORGED WHEEL技術による軽量ホイール、軽量CFアルミダイキャスト製の新フレーム等、随所に織り込んだ技術により、従来モデル比4kgの軽量化を実現。排気・吸気を独自に設計・チューニングし、トルク感・加速感を演出したサウンドデザイン、部品そのものの機能美を表現したエクステリアデザインも特徴だ。
スーパージェットは、30年ぶりにフルモデルチェンジした1人乗りスタンドアップモデルの水上オートバイ。現行の排ガス規制に対応した4ストローク3気筒エンジンを搭載し、レースを想起させる先鋭的なデザインとフロントワイドの艇体ハル形状が特徴だ。体格や好みに合わせたハンドル調整機能、拡張したフットトレイ、エンジン抑制モードなどを備える。
レッドドットアワードは、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター主催による世界的な格式の高いデザイン賞。プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門で、毎年卓越したデザイン性をもつ製品が選定されている。