イードとジゴワッツが共同開発した、スマホがクルマの鍵になる「バーチャルキー」が、4月1日から北海道電力が実施するEVカーシェアリングの実証事業に採用される。
バーチャルキーは、クルマのスマートキーの機能をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステム。ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバとスマートフォンアプリおよび専用車載器により構成。自動車の鍵の解錠・施錠だけでなく、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作も行うことができる。
バーチャルキーはこれまでも、NTT東日本の社用車を休日にカーシェア化する「ノッテッテ」、マンション住民に向けたEVカーシェアを提供する九州電力の「weev」、24時間非対面貸出しを実現した「オールタイムレンタカー」などに活用されている。
今回の実証事業では、北海道電力が行う、テスラ『モデル3』や日産『リーフ』を使ったEVカーシェアリングにバーチャルキーを活用。カーボンニュートラル実現に向けて取り組みを進めている11社の民間企業に利用してもらい、事業性および運用面の課題を検証する。