神戸市営地下鉄西神・山手線の2000形が3月に引退…4月10・11日には記念イベント

ラストランの記念ヘッドマークを付けた最後の2000形2122編成。2000形は神戸市営地下鉄では最少数派だった。
  • ラストランの記念ヘッドマークを付けた最後の2000形2122編成。2000形は神戸市営地下鉄では最少数派だった。
  • 神戸市営地下鉄西神・山手線用の車両群。左から3番目が2000形。その右隣の3000形はすでに引退しており、残る最古参の1000形(左から2番目)もまもなく淘汰。その後の西神・山手線は6000形(右から2番目と左端)と北神急行電鉄から譲渡された7000形(右端)の2形式となる。
  • 名谷車両基地の車両工場で検査中の2000形先頭車。
  • 名谷車両基地の車両工場で検査中の2000形中間車。
  • 名谷車両基地での洗車風景(写真は引退した3000形)。
  • 4月の引退イベントでは「車掌に成りきり体験」も実施。
  • 2000形2122編成に掲出されているラストラン記念のヘッドマーク。

神戸市交通局は3月17日、神戸市営地下鉄西神・山手(せいしん・やまて)線用の2000形が3月に引退すると発表した。

2000形は新神戸~谷上間の北神急行電鉄(現・神戸市営地下鉄北神線)の開業を控えて、1988年2~3月に乗入れ用として5両編成4本が登場した。翌年には中間付随車1両を増結した6両編成となり、全24両が出揃っている。1976年の開業時から運用されている最古参の1000形をベースにした車両のため、編成番号は同形の続番となっている。

2019年2月から新鋭の6000形が投入されたことを機に、1000形や3000形を含めた既存車の置換えが図られることになり、3000形は2021年7月に引退。2000形は2122編成1本が残るのみとなっていた。

なお、2000形の引退を記念して、4月10・11日には名谷(みょうだに)車両基地(神戸市須磨区)で引退記念イベントとして車両基地見学ツアーが開催される。

神戸市営地下鉄西神・山手線用の車両群。左から3番目が2000形。その右隣の3000形はすでに引退しており、残る最古参の1000形(左から2番目)もまもなく淘汰。その後の西神・山手線は6000形(右から2番目と左端)と北神急行電鉄から譲渡された7000形(右端)の2形式となる。神戸市営地下鉄西神・山手線用の車両群。左から3番目が2000形。その右隣の3000形はすでに引退しており、残る最古参の1000形(左から2番目)もまもなく淘汰。その後の西神・山手線は6000形(右から2番目と左端)と北神急行電鉄から譲渡された7000形(右端)の2形式となる。

当日は10~12時10分、13時30分~15時40分、16時15分~18時25分の3回に分けて、車内見学や洗車体験、車両工場見学が行なわれる。

名谷車両基地での洗車風景(写真は引退した3000形)。名谷車両基地での洗車風景(写真は引退した3000形)。

各回44人を募集し、参加費用は中学生以上7200円(小学生以下無料)。申込みは3月22日10時から3月23日21時まで「Kobe Local Tours」のウェブサイトで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。

2000形2122編成に掲出されているラストラン記念のヘッドマーク。2000形2122編成に掲出されているラストラン記念のヘッドマーク。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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