神戸市交通局は3月17日、神戸市営地下鉄西神・山手(せいしん・やまて)線用の2000形が3月に引退すると発表した。
2000形は新神戸~谷上間の北神急行電鉄(現・神戸市営地下鉄北神線)の開業を控えて、1988年2~3月に乗入れ用として5両編成4本が登場した。翌年には中間付随車1両を増結した6両編成となり、全24両が出揃っている。1976年の開業時から運用されている最古参の1000形をベースにした車両のため、編成番号は同形の続番となっている。
2019年2月から新鋭の6000形が投入されたことを機に、1000形や3000形を含めた既存車の置換えが図られることになり、3000形は2021年7月に引退。2000形は2122編成1本が残るのみとなっていた。
なお、2000形の引退を記念して、4月10・11日には名谷(みょうだに)車両基地(神戸市須磨区)で引退記念イベントとして車両基地見学ツアーが開催される。

当日は10~12時10分、13時30分~15時40分、16時15分~18時25分の3回に分けて、車内見学や洗車体験、車両工場見学が行なわれる。

各回44人を募集し、参加費用は中学生以上7200円(小学生以下無料)。申込みは3月22日10時から3月23日21時まで「Kobe Local Tours」のウェブサイトで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。
