寝入りばなに、突然の大きな縦と横の揺れにびっくりして、思わず飛び上がった人も少なくなかっただろう。3月16日午後11時36分ごろ、宮城県や福島県で震度6強を観測する地震が発生。
東京都内でも震度4の揺れがしばらく続き、世田谷区内などの地域でも発生直後から停電となり、暗闇の中でスマホの灯りを頼りに揺れのおさまるのを待つしかなかった。ちなみに、停電から復旧したのは2時間後の深夜1時半過ぎだった。
きょうの各紙も最終版に間に合ったようで、1面トップで「宮城・福島震度6強、M7.3、停電関東・東北220万軒」などと大きく報じているほか、社会面でも「深夜の揺れパニック」,『大震災がよみがえった』」(読売)や「深夜の揺れ恐怖、『3・11思い出した』津波注意報も」(朝日)などと取り上げている。
震度6強を観測した地震では死者や多数の負傷者が出ているとの情報もあるが、大規模停電のほかにも宮城県白石市の福島~白石蔵王間で東北新幹線「やまびこ223号」が脱線。17両編成のうち16両が脱線。全く脱線していないのは13両目のみだったという。国交省によると、営業中で乗客がいる新幹線の脱線は2004年10月の新潟県中越地震で上越新幹線が脱線して以来、2例目となるそうだ。
また、読売などによると、やまびこ223号の乗客・乗員は78人で、けが人は確認されていないが、運転再開のめどは立っていないとの報道もある。さらに、地震の影響で、高速道路では東北道や常磐道などが通行止めとなったとも伝えており、東北方面へ出かける予定がある人はリアルタイムで交通情報を確認するしかないようだ。
2022年3月17日付
●宮城・福島震度6強、M7.3津波注意報、東北新幹線脱線、東日本停電224万戸(読売・1面)
●まん延防止全面解除へ、21日期限、18都道府県、2か月半ぶり(読売・1面)
●2022春闘集中回答日、トヨタ「満額」波及、ウクライナ侵攻中小企業には影(読売・10面)
●ガソリン補助上限に到達、引き上げ後わずか2週目(読売・11面)
●ガソリン減税検討、「トリガー」解除へ議論(産経・3面)
●社員自殺、デンソー系提訴、両親「パワハラが原因」(産経・26面)
●ゴーン事件、検察側も控訴(産経・26面)
●推奨エコドライブ、燃費を1~3割改善(東京・20面)
●航空機氷塊落下か、国交省調査、渋谷の新ルート上(東京・28面)
●外国人材の人権侵害防止、トヨタなど、共同相談機関、取引先も対象(日経・1面)
●EVタイ生産、24年以降、三菱自、想定より遅れ(日経・17面)
●テスラ、全車種を値上げ、米で最大10%、素材高騰で(日経・19面)
●メルセデス、米で電動SUV生産(日経・19面)
●ANA系がデジタル広告、旅客データ活用、サイバーと提携(日経・19面)
●スイカのデータ5月から外販、JR東、個人情報に配慮(日経・19面)
●BMW、前期純利益3倍、EV販売5割目標前倒し(日経・21面)