フィアットのEVミニバン『ウリッセ』、トヨタとも兄弟車[写真21点]

フィアットEウリッセ
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フィアットは3月2日、EVミニバンの『Eウリッセ』(Fiat E-Ulysse)を欧州で発表した。『500e』に続くフィアットブランドの市販EV第2弾となる。

『Eウリッセ』のベース車両の『ウリッセ』は、同じくステランティス傘下のプジョー『エキスパート』とシトロエン『ジャンピー』の兄弟車だ。また、ステランティスは、トヨタ向けに『プロエース』として、OEM供給している。このプロエースには、EVミニバンの『プロエース・バーソ・エレクトリック』が用意されている。

Eウリッセのモーターは最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを引き出し、最高速130km/hの性能を発揮する。バッテリーは蓄電容量が50kWhと 75kWhの2種類で、75kWh の場合、1回の充電で330km(WLTPサイクル)の航続を可能にした。出力100kWの急速充電システムを標準装備した。45分でバッテリー容量の80%を充電できる。

3列シートのインテリアは、最大8名が乗車できる。インテリアは、「4輪のリビングルーム」がコンセプトだ。「ラウンジ」バージョンは、2列目シートがキャプテン仕様になる。この2列目シートを回転させれば、ビジネスミーティングが開催できる。大型のシートには、角度調整式のアームレストが付く。格納式のテーブルは、2列目と3列目シートの間にスライドさせることもできる。

《森脇稔》

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