アルファロメオの新型SUV『トナーレ』、F1ドライバーがテスト

両選手がイタリア・ラトゥイール周辺でトナーレをテスト

アルファロメオの新しいデザイン言語を反映

独自のライトシグネチャー

合計22.5インチの2つの大型フルTFTスクリーン

アルファロメオ・トナーレ と周冠宇、バルテリ・ボッタスの両選手
  • アルファロメオ・トナーレ と周冠宇、バルテリ・ボッタスの両選手
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  • アルファロメオ・トナーレ とバルテリ・ボッタス選手
  • アルファロメオ・トナーレ と周冠宇選手
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  • アルファロメオ・トナーレ

アルファロメオは2月21日、新型SUVの『トナーレ』(Alfa Romeo Tonale)をアルファロメオの新F1ドライバー、バルテリ・ボッタスと周冠宇の両選手がテストした、と発表した。

◆両選手がイタリア・ラトゥイール周辺でトナーレをテスト

「アルファロメオF1チーム・オーレン」は、スペイン・バルセロナでのシーズン前のテストに先立って、イタリア・ラトゥイールに集まった。2022年シーズンに向けて、ドライバーを一新したチームにとっては、最大の集中力を高めることと、充電するための休憩を取るのが狙いだ。

アルファロメオの新F1ドライバー、バルテリ・ボッタスと周冠宇の両選手がラトゥイール周辺で、アルファロメオの新型SUVのトナーレをテストした。トナーレは、ブランド初のコンパクトな電動SUVとして、2月8日にデビューしたばかりだ。

トナーレはアルファロメオの変革を定義し、コネクティビティと電動化の新しい時代に向けて、ブランドを前進させる役割を担う。バルテリ・ボッタスと周冠宇の両選手は、今シーズンから、新F1マシンの「C42」に乗って、すべての情熱をサーキットに注ぐという。

アルファロメオ・トナーレ と周冠宇、バルテリ・ボッタスの両選手アルファロメオ・トナーレ と周冠宇、バルテリ・ボッタスの両選手

◆アルファロメオの新しいデザイン言語を反映

トナーレのデザインにあたっては、オリジナルのコンセプトを忠実に再現することを目指した。都会的でアクティブな顧客をターゲットにするトナーレは、官能的で未来指向のデザインが特長だ。今後のアルファロメオの基準になるデザイン言語を採用しているという。

具体的には、5ホールのアルミホイール、「テレスコピック」インストルメントパネル、3スポークのスポーツステアリングホイール、サインカーブ(正弦波)ヘッドライトなどに、新しいデザイン言語が反映された。ボディサイズは全長4530mm、全幅1840mm、全高1600mmとした。

トナーレには、アルファロメオのデザインの伝統も受け継がれている。たとえば、『ジュリアGT』のリアからヘッドライトまで走る「GTライン」を採用した。ワイドでエレガントなボリューム感とともに、『8Cコンペティツィオーネ』などのアイコンモデルを想起させることを狙った。フロントには、「Trilobo」と呼ばれるシグネチャーを採用し、中央にはアルファロメオを象徴する「Scudetto」(盾)が装着されている。

アルファロメオ・トナーレアルファロメオ・トナーレ

◆独自のライトシグネチャー

フルLEDの「アダプティブ・マトリックス」を備えた新しい「3+3」ヘッドライトは、『SZザガート』や『プロテオ』コンセプトカーのスタイルを連想させるものだ。マレリと共同開発した3つのモジュールは、独自のフロントラインを生み出すとともに、ドライバーに高いレベルの視認性をもたらすという。

また、このユニットには、デイタイムランニングライト、ダイナミックターンシグナル、「ウェルカム&グッドバイ」(イグニッションのオン/オフで作動)などの機能が備わる。最初のモジュールは、車速と走行環境に合わせて、ロービームを調整する「アダプティブ・ドライビングビーム」だ。2番目のモジュールの「グレアフリー・ハイビーム・セグメンテッド・テクノロジー」は、先行車や対向車を自動検出して、防眩を防ぐ。3番目のモジュールは、コーナーを曲がる時に自動的に作動し、車両のサイドを明るく照らす。その明るさは従来型のハロゲンランプの2倍で、発熱量も少なく、目の負担も軽減されるという。

テールライトにも、フロントと同じデザイン要素を導入した。リアを完全に包み込むサインカーブ形状を採用することにより、独自のライトシグネチャーを生み出している。

アルファロメオ・トナーレアルファロメオ・トナーレ

◆合計22.5インチの2つの大型フルTFTスクリーン

インテリアは、レースの歴史にヒントを得ており、ドライバーに焦点を当てている。センターコンソールには、新しい「D.N.A.ドライビングモードセレクター」が配置された。ドライバー指向のダッシュボードは、エアコンのベントが特長だ。中央のベントはスリムな形状とする一方で、外側のベントは「タービン」形状とした。ベント、センターコンソール、ステアリングホイールなどは、ダイヤモンドテクスチャーのテーマによって装飾されている。

トナーレには、新開発のインフォテインメントシステムを標準装備した。カスタマイズ可能なグーグル「Android OS」と、「OTA(Over-the-Air)」アップデート機能を備えた4G接続により、コンテンツ、機能、サービスは最新の状態に保たれる。

このシステムは、フルデジタルの12.3インチスクリーン、メインの10.25インチのタッチスクリーン、マルチタスク対応のインターフェイスから構成された。ドライバーは、運転から注意をそらすことなく、すべての情報をひと目で確認できるという。合計22.5インチの2つの大型フルTFTスクリーンは、セグメントにおけるクラス最高のスペックになるという。

《森脇稔》

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