アウディが新コンセプトの急速充電ステーションを開設 12月23日

アウディ充電ハブ
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アウディ(Audi)は12月17日、EVなどの電動車向けの新コンセプトの急速充電ステーション、「アウディ充電ハブ」の最初の拠点を12月23日、ドイツ・ニュルンベルクに開設すると発表した。

アウディの充電ハブの基盤となるのが、「キューブ」だ。コンテナ型のキューブには、リチウムイオン電池が備えられている。開発車両から取り出された使用済みのバッテリーも、キューブに再利用される。直流用の補助ストレージとして機能するため、高圧線や高価な変圧器など、複雑なインフラストラクチャを不要にしているという。

アウディ充電ハブは、蓄電容量が約2.45MWhと大容量だ。このおかげで、最大出力320kWの急速充電が可能な6つの充電ステーションが設置できる。屋根の太陽光発電システムは、最大30kWのグリーンエネルギーを生み出す。また、アウディ充電ハブは、ローカルネットワークの容量にほとんど依存せずに、個々の場所にすばやく移動し、設置することができるという。専用予約機能や高性能充電による待ち時間の短縮などが図られる。

さらに、アウディ充電ハブは、「待ち時間をプレミアム体験にする」をテーマに掲げる。2階のラウンジエリアは、モダンでプレミアムなコンセプトに沿った時間を過ごす場所であり、付加価値のある休憩のための環境を提供する。充電している間、コーヒー休憩を取ることができる。さまざまな軽食や飲み物も用意されている。

『e tron GTクワトロ』でアウディ充電ハブを利用した場合、約5分で最大100kmの航続に必要なバッテリー容量を充電できる。理想的な条件下ではバッテリーの5~80%の充電が約23分で済む、としている。

《森脇稔》

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