「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」が12月10日、決定した。“今年を代表する1台”に選ばれたのは、日産『ノート』(ノート/ノートオーラ/ノートオーラNISMO/ノートAUTECHクロスオーバー)だった。日産の受賞は2011-2012の『リーフ』以来10年ぶり。
選考委員の渡辺陽一郎氏は、日産ノートに満点の10点を投票した。以下は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式HPに掲載された渡辺氏のコメントだ。
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ヴェゼルとノートを候補に挙げた。居住性、荷室の使い勝手、ハイブリッドの制御はヴェゼルが優れるが、納期はコロナ禍の影響を考慮しても長い。大半が8か月で、e:HEV PLaYは受注を中断している。そこでノートを選んだ。納期は4か月で、SUV風のクロスオーバー、上級のオーラ、スポーティなオーラNISMOと選択肢も多い。日産は今でも国内市場を軽視しており、アリアの販売でも失敗しているが、ノートは最低限度の開発費用で高い効果を得ようと工夫した。今後もノートのような商品を投入すべきだ。
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渡辺氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
●日産 ノート:10点
●ホンダ・ヴェゼル:8点
●三菱アウトランダーPHEV:4点
●メルセデスベンツCクラス:1点
●フォルクスワーゲン・ゴルフ/ゴルフヴァリアント:2点
各賞
●日本カー・オブ・ザ・イヤー:日産ノート
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:フォルクスワーゲン・ゴルフ/ゴルフヴァリアント
●デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW 4シリーズ(クーペ/カブリオレ/グラン クーペ/M4クーペ)
●テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:三菱アウトランダーPHEV
●パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:シボレー・コルベット
●K CAR オブ・ザ・イヤー(軽自動車):ホンダN-ONE
今年度のエントリーは、2020年11月1日から2021年10月31日までに発表または発売された乗用車国内外の全29モデル。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員により、まず上位10モデルの「10ベストカー」を選定、さらにそれらの中から投票により大賞が決定した。輸入車の中で最多得票の車にはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが送られる。
委員はそれぞれ25点の持ち点を10車種(10ベスト)のうち5車種に配点し、それらのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。また、10点を与える車種は1車種とする。