トヨタ自動車の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)は、企画展「激走!! 2.5次元 ヴゥオオーン!! - WRC 日本車挑戦の軌跡」を2021年10月30日から2022年4月17日まで開催する。 世界中の公道を舞台に、市販車ベースの競技車両で争われるWRC(FIA世界ラリー選手権)。今年もラリー・モンテカルロを皮切りに、世界の自動車メーカーが威信をかけて開発したマシンで過酷な戦いを繰り広げている。 WRCには50年近く前から多くの日本メーカーが参戦。かつて2度にわたり日本車が年間全戦を制覇し、「日本車でなければ勝てない」と言われた時代もあった。自動車メーカーがWRCに挑戦するのは、過酷な条件下での極限の走りで得られた経験やノウハウを市販車の開発に活かし、より魅力的なクルマを提供するためだ。 今回の企画展では、日産、マツダ、三菱、SUBARU、スズキ、ダイハツ、そしてトヨタの代表的なWRC参戦車両を一堂に展示。会場はマンガ仕立ての2.5次元イメージの空間とし、日本車の挑戦の軌跡を辿りながら、自動車メーカーが何故これほど厳しい戦いに挑み、誰のために勝利を目指してきたかを臨場感たっぷりに紹介する。 一般入館料は大人1200円、シルバー(65歳以上)700円、中高生600円、小学生400円。 ◆展示車両 ・ダットサン240Z(1973年) ・三菱コルトランサー(1974年) ・マツダRX-7(1979年) ・ダイハツ・シャレード(1982年) ・日産バイオレット(1982年) ・トヨタ・セリカ・ツインカムターボ(1985年) ・トヨタ・セリカGT-Four (1990年) ・スバル・レガシィ(1993年) ・スバル・インプレッサ(1996年) ・トヨタ・カローラWR-Car(1997年) ・三菱ランサー・エボリューション(2001年) ・スズキSX4(2008年) EVとPHEV、ちがいとメリットとは? プラグインハイブリッド車(PHEV)も電気自動車(EV)と同じく、日常的には電気だけで走行できる。モーターのみの走行を……