ホンダ(Honda)の米国部門のアメリカンホンダは10月2日、2021年1~9月の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数(ホンダ+アキュラ)は117万9424台。前年同期比は20.3%増と回復している。
全販売台数117万9424台の内訳は、乗用車が前年同期比6.3%増の43万6842台と、プラスに転じた。SUVなどのライトトラックは、30.3%増の74万2582台と2年ぶりに前年実績を上回った。
ホンダブランドの1~9月実績は、105万2485台だ。前年同期比は18.9%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。乗用車系では、『アコード』が15万7988台を販売した。前年同期比は、8.7%増と2年ぶりに増加した。『フィット』は8695台にとどまり、前年同期比は64.3%減と、引き続きマイナス。『シビック』は1~9月、アコードを上回る21万6575台を販売した。前年同期比は7.8%増とプラスに転じた。『インサイト』は、前年同期比32.9%増の1万6267台と回復している。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が29万0140台を売り上げた。前年同期比は22.2%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。最上級SUVの『パイロット』は、27.4%増の11万4667台と、3年ぶりのプラス。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』も、前年同期比13.0%増の6万7441台と、3年ぶりに前年実績を上回った。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』に相当)は、前年同期比70.5%増の10万5398台と回復。ピックアップトラックの『リッジライン』は、前年同期比33.6%増の3万0872台とプラスに転じる。CR-Vの兄貴分の中型SUVの『パスポート』は、4万2014台を販売し、前年同期比は51.9%増と増加した。
ホンダの2020年の米国新車販売台数は、134万6788台。前年比は16.3%減と、2年ぶりに前年実績を下回っている。