コンチネンタル、ロボットカー発表へ…ITS世界会議2021

コンチネンタルのロボットカー「コリエーレ」
  • コンチネンタルのロボットカー「コリエーレ」
  • 試験運用中の自動運転台車。2022年から量産、市販予定。
  • 試験運用中の自動運転台車
  • 試験運用中の自動運転台車。荷重1トン以上!
  • 開発中の農業用自動運転車、コンタディーノ
  • 開発中の農業用自動運転車、コンタディーノ

コンチネンタル(Continental)は、10月にドイツ・ハンブルクで開催されるITS世界会議2021において、未来のモビリティのためのロボットカーを初公開する。9月22日、コンチネンタルが発表した。

ロボットカーのひとつが、「コリエーレ」だ。重さ約40kg、高さ約30cmの配達ロボットは、シンガポールで試験運用を行っており、レストランから配達先に料理を届ける。コンチネンタルはこのテストを通じて、量産化に向けてのデータを収集している。

このロボットカーは、ラストマイルでの使用を想定する。食品や医薬品、小さな荷物などを顧客の元に運ぶ。コリエーレのようなモビリティソリューションが普及すれば、牛乳や食べ物、薬などを購入するために車に乗る必要がなくなり、都市部の交通渋滞を大幅に軽減できると見込む。

ロボットカーは、自動運転で移動する。コリエーレには、乗用車の自動運転システムと同様のLiDARセンサーとカメラ、自己学習ソフトウェアを搭載する。これにより、コリエーレは都市のインテリジェントな参加者になるという。

コリエーレは、歩行者とその進行方向を認識し、交通信号に合わせて停止・発進し、一般的な交通の流れに適応する。ITS世界会議2021では、大規模なロボットカーの集団をインテリジェントに運用するための中央フリート管理システムも紹介する、としている。

《森脇稔》

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