ダイナミックプライシング活用のEV充電サービス 出光興産と日産自動車が実証へ

充電する日産 リーフNISMO 改良新型(20MY)
  • 充電する日産 リーフNISMO 改良新型(20MY)
  • イナミックプライシング(価格変動制)を活用したEV充電サービス:実証のイメージ
  • 日産 リーフNISMO 改良新型(20MY)の充電口

出光興産および子会社のソーラーフロンティア、日産自動車の3社は、独自のダイナミックプライシング(価格変動制)を活用したEV充電サービスの実証事業を2021年11月から2022年1月まで実施する。

3社は電動車の普及がさらに進む将来に向け、電力負荷の低減や平準化を目的として本実証に取り組む。再生可能エネルギーを効果的にEV充電に活用することや、電力需要が高まる時間を避けた充電を可能にする仕組みを検証し、カーボンニュートラルの達成と持続可能な電力インフラの実現に貢献することを目指す。

実証事業では、日産『リーフ』およびEV充電設備の保有者を対象に、電力料金の割引額をスマートフォンのアプリケーション上に提示。再生可能エネルギーの主力電源である太陽光パネルが発電する昼間や、電力需要の低い深夜などにEV充電を促す。推奨する時間帯に充電した際には、あらかじめ提示した割引額を電気料金から控除。これにより、実証参加者の行動変容を分析するとともに、アンケートを実施し、仕組みの実効性とサービスとしての実現可能性を検証する。

3社は本実証への参加者50名程度(予定)を9月末まで募集する。対象参加者は、東京電力管内のうち、出光興産が指定する工事可能エリアに住む、リーフおよびEV充電設備を持つ個人。なお、本実証に参加するために出光興産が提供する電気プランへの切り替えが必要となる。また、参加者には6万円相当の謝礼を用意する。

《纐纈敏也@DAYS》

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