久大本線日田-豊後森間は再開目途立たず…佐世保線肥前山口-武雄温泉間は8月23日の再開を目指す JR九州の大雨被害

第四玖珠川橋梁で橋脚周りの護岸が損傷した久大本線豊後中川~天ケ瀬間。
  • 第四玖珠川橋梁で橋脚周りの護岸が損傷した久大本線豊後中川~天ケ瀬間。
  • 第十玖珠川橋梁で線路変状が発生した久大本線杉河内~北山田間。
  • 第十玖珠川橋梁の線路変状状況。
  • 佐世保線北方~高橋間で発生した踏切冠水。
  • 佐世保線大町~北方間で発生した踏切冠水。
  • 佐世保線北方駅構内では、特急『みどり』の783系電車が、社員が示しているレベル(線路上から約1.6m)まで浸水した。このほか大町・北方・高橋の各駅でも0.5~1mのレベルまで機器室が床上浸水している。

JR九州は8月19日、8月11日から続く大雨による被害状況を明らかにした。

同社では8月17日時点で、久大本線で21件、佐世保線で38件、それ以外の線区で合計69件の被害を確認しているという。

このうち久大本線は、杉河内~北山田間に架かる第十玖珠川(くすがわ)橋梁で線路変状が発生しており、日田~豊後森間で再開の目途が立っていない。そのため同区間では8月23日からバスによる代行輸送を行なうとしている。

また佐世保線では、肥前山口~武雄温泉間で運行を見合わせており、8月23日の再開を目指して復旧作業が進められている。

これらの被害により、8月11~17日は21路線で運行見合せが発生し、約6200本の列車が運休。約38万人に影響を与えたとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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