栄冠をつかんだのは、メルセデス(MERCEDES-EQ FORMULA E TEAM)のニック・デ・フリーズだった。僅差大接戦ながらもポイント首位の立場でベルリン決戦を迎えたデ・フリーズは最終第15戦、ランキング上位のライバルたちが次々と権利を失っていくなか、レース途中からはほぼタイトル間違いなしの状況となり、そのまま王座獲得を成し遂げた(最終戦は8位でのフィニッシュ)。
ニック・デ・フリーズ(Nyck de Vries)はオランダ籍の26歳。2019年にFIA-F2選手権でチャンピオンとなり、2019/2020シーズンからメルセデスのフォーミュラEチームでレギュラードライバーを務めている。世界耐久選手権(WEC)でもLMP2クラスで存在感を放つなどしてきている実力派ドライバーだ。