台風9号から変わった温帯低気圧の影響で、8月10日は東北・北海道地方のJR線で終日運休が相次いだが、8月11日も影響が残っている。
JR東日本の八戸線は、8月11日も土砂流入が発生した階上(はしかみ)~久慈間の終日運休が決定している。同区間は2019年の台風19号でも盛土流出や法面崩壊が発生しており、復旧まで2カ月程度を要した。
また、大湊線(野辺地~大湊)でも倒木の影響で依然、運行見合せが続いており、再開は18時頃を見込んでいる。
一方、JR北海道では8月10日午後から道東地方の各線が相次いで終日運休となったが、8月11日は根室本線(花咲線)厚岸~根室間のみが終日運休となっている。
JR線以外では、岩手県の三陸鉄道がリアス線田野畑~久慈間で運行を見合わせており、バスによる代行輸送が行なわれている。