北陸新幹線 越前たけふ駅 も姿を現す…金沢以西で唯一の新幹線単独駅 8月20日

8月20日には駅名標が入る予定の越前たけふ駅のイメージ。
  • 8月20日には駅名標が入る予定の越前たけふ駅のイメージ。
  • 越前たけふ駅のコンコースイメージ。中央部の天井に取り付けられる照明は、越前和紙の「流し漉き」と呼ばれる技法の動きを表現する和紙照明となる。
  • モノトーンにまとめられるホームのイメージ。待合室には格子戸や白壁をあしらい、地域の伝統や文化を感じられるものとする。
  • 北陸新幹線越前たけふ駅(仮称・南越駅)の位置。福井鉄道の越前武生駅は直線距離でここから北西約2.7kmの位置にある。
  • 福井鉄道福武線の越前武生駅。越前たけふ駅の開業により改称されることに。

2024年春に予定されている北陸新幹線敦賀延伸時に開業する越前たけふ駅(福井県越前市)の駅舎外観が、福井駅(福井県福井市)に続いて姿を見せることになった。

同駅は福井~敦賀間に設けられる駅で、当初は「南越」と仮称。金沢~敦賀間では在来線と連絡しない唯一の新幹線単独駅となり、かつ、JR西日本の新幹線駅では唯一のかな交じり駅名となる。

建設を担当する独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が8月10日に行なった発表によると、現在、屋根や外壁の工事などが進められているが、8月20日までには駅名標を設置の上、駅舎中央部の外部足場が一部を残して解体される予定で、その後は内装工事や設備工事が進められるという。

なお、福井鉄道福武線にはJR武生駅に隣接する同読みの越前武生(えちぜんたけふ)駅があるが、新幹線駅は福井鉄道の駅から2.7kmほど離れた箇所に位置し、「武生」がかな表記ではあるものの、福井鉄道では越前市の支援を受け越前武生駅を改称する方向で、スケジュールなどの検討を進めることが報じられている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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