2024年春に予定されている北陸新幹線敦賀延伸時に開業する越前たけふ駅(福井県越前市)の駅舎外観が、福井駅(福井県福井市)に続いて姿を見せることになった。
同駅は福井~敦賀間に設けられる駅で、当初は「南越」と仮称。金沢~敦賀間では在来線と連絡しない唯一の新幹線単独駅となり、かつ、JR西日本の新幹線駅では唯一のかな交じり駅名となる。
建設を担当する独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が8月10日に行なった発表によると、現在、屋根や外壁の工事などが進められているが、8月20日までには駅名標を設置の上、駅舎中央部の外部足場が一部を残して解体される予定で、その後は内装工事や設備工事が進められるという。
なお、福井鉄道福武線にはJR武生駅に隣接する同読みの越前武生(えちぜんたけふ)駅があるが、新幹線駅は福井鉄道の駅から2.7kmほど離れた箇所に位置し、「武生」がかな表記ではあるものの、福井鉄道では越前市の支援を受け越前武生駅を改称する方向で、スケジュールなどの検討を進めることが報じられている。