フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月22日、年次総会を開催し、2021年上半期(1~6月)、グループ全体で前年同期のおよそ2.6倍の17万0939台のEVを全世界で販売した、と発表した。
17万0939台のEVのうち、フォルクスワーゲン乗用車ブランドは9万2859台。前年同期に対して、約2.8倍と大きく伸びた。上半期のEVの世界販売台数9万2859台のうち、最多を占めたのは、ID.4で3万7292台。ID.3が3万1177台で、これに続いた。
アウディの2021年上半期のEVの世界販売台数は前年同期比69.3%増の3万2775台。全販売台数の3万2775台のうち、最多となったのは電動SUVの『e-tron』と電動SUVクーペの『e-tronスポーツバック』で、合計2万5794台を売り上げた。
ポルシェの2021年上半期のEVの世界販売台数は1万9822台。前年同期に対して、およそ4.4倍の伸びとなった。1万9822台の販売台数は、『タイカン』と『タイカンクロスツーリスモ』を合計した数字だ。タイカンクロスツーリスモは、タイカンの派生車種。オフロードテイストを強調したクロスオーバーEVとなる。
また、2021年上半期のグループ全体のEVの市場別販売実績が、欧州が12万8078台で最多。前年同期のおよそ2.5倍と伸びた。米国は前年同期のおよそ4.2倍の1万8514台、中国はおよそ2.1倍の1万8285台だった。