【F1 イギリスGP】ハミルトンが6戦ぶり今季4勝目、自身99勝目を記録…角田が10位入賞

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イギリス・シルバーストンサーキットで18日、F1第10戦イギリスGPの決勝レースが行われ、残り3周でトップに立ったルイス・ハミルトン(メルセデス)が6戦ぶりとなる優勝を飾った。

F1初の試みとなる予選レースでスターティンググリッドを決めたイギリスGPの決勝レース。公式予選の順位からはフロントローが入れ替わり、ポールポジションからマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、2番グリッドからルイス・ハミルトン(メルセデス)がスタートした。

スタート直後はフェルスタッペンが前だったが、ハミルトンが各コーナーで横に並びかけ激しくプッシュ。そして二人は9コーナーで接触し、ハミルトンはそのまま走り続けたが、フェルスタッペンはコースアウトしてタイヤウォールに激しくヒットした。

これでレースは赤旗中断。フェルスタッペンは支えられながらも自分の足で歩いて救急車に乗り込んだが、検査のために病院に運ばれた。

タイヤウォールの修復のため約30分の中断ののちレースは3周目から再開。この時点でトップはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。ハミルトンは簡単な修復でレースに復帰でき、2番手からスタート。以下バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)の順になっている。

再スタートでハミルトンは無理をせず、そのままのポジションをキープ。ルクレールはハミルトンを引き離しにかかったが、1秒から2秒の差を保ったままレースは進んでいった。ハミルトンは27周目にピットイン。タイヤをミディアムからハードに変えるとともに、フェルスタッペンとの接触に対し出されていた10秒ペナルティをこなしてコースに復帰した。これで実質4位に転落。ルクレールは29周目にピットストップを行って、同じくミディアムからハードにタイヤを交換したが、トップを維持したままコースに復帰した。

この時点でルクレールの後方約7秒の位置にボッタス。そこから約5秒離れてノリス。ノリスの後方1秒の位置にハミルトンというオーダーになった。ハミルトンはファステストラップを刻みながら走行し、31周目にノリスを捉えて3位に浮上。しかしその後3秒前にいるボッタスとの差がなかなか縮まらなかったが、なんとか40周目にパスして2位に浮上してきた。

この時点でトップを走るルクレールとの差は約9秒。ハミルトンは自身の持つファステストラップを何度も更新しながらトップを追い、49周目にはその差を1秒以内にすると、50周目にオーバーテイク。残り3周でハミルトンはトップに立ち、6戦ぶり今季4度目、自身99度目となる優勝を飾った。これでチャンピオンシップポイントは177となり、ランキングトップのフェルスタッペンまであと8ポイントと迫った。

レースの大半をリードしていたルクレールは惜しくも2位となったが、2020年のイギリスGP以来、23戦ぶりの表彰台を獲得した。

3位はボッタス。4位はノリス。以下ダニエル・リカルド(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)と続いた。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は16番手スタートから苦しい展開となったが、最終的に10位入賞。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はタイヤの不調から2度目のピットストップを強いられ、11位でフィニッシュした。予選レースでのリタイヤにより20番グリッドからのスタートとなったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は、ピットスタートを選択。ハードタイヤでプッシュし入賞を目指すも、3度のタイヤ交換により16位でフィニッシュした。

次戦、F1第11戦ハンガリーGPは7月30日~8月1日の日程で開催される。

■イギリスGP 決勝レース結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4. ランド・ノリス(マクラーレン)
5. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
6. カルロス・サインツ(フェラーリ)
7. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
8. ランス・ストロール(アストンマーチン)
9. エステバン・オコン(アルピーヌ)
10. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
11. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
12. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
13. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
14. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
15. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
16. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
17. ニキータ・マゼピン(ハース)
18. ミック・シューマッハ(ハース)
以上完走

--. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
--. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

《藤木充啓》

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