ジョルダンは6月23日、昨年10月下旬から新宿駅でスマートフォンによる屋内でのナビを可能にする「屋内案内誘導アプリ」の実証実験の結果を発表した。
同社は、東京都から「ターミナル駅における屋内測位情報を活用した案内誘導に関する検討業務委託」を受託し、新宿駅を利用する人が円滑に移動できる環境を整備するため、民間による屋内案内誘導サービスの実現に取り組むプロジェクトを推進している。
今回の実証実験では、73%の人が屋内案内誘導アプリを利用したいと回答、屋内案内誘導アプリに対する潜在的ニーズの高さが明らかになったとしている。
実証実験では「新宿えきナビ」と「行き方案内(新宿駅屋内マップ対応版)」のアプリを希望者に配布し、意見を集約し、利用実態を調査、分析した。アンケート調査結果によると、新宿駅で迷った経験があると回答した人の割合は82.8%で、屋内案内誘導アプリを利用したいかと回答した人が73%だった。
屋内測位の精度で許容できる誤差では40%近くの人が5メートル程度と回答したほか、実証実験に参加した満足度では、62.4%が満足と回答した。