東京-米西海岸を6時間で結ぶ超音速機、米ユナイテッド航空も15機購入へ[新聞ウォッチ]

ユナイテッドの超音速機(イメージ)
  • ユナイテッドの超音速機(イメージ)
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  • ユナイテッドの超音速機(イメージ)
  • コンコルド(1971年撮影)

米国のユナイテッド航空が、超音速機を開発する米航空機ベンチャーの「ブーム・スーパーソニック」から15機の超音速機を購入する契約を結んだという。ユナイテッド航空が発表したもので、きょうの日経などがネット上に配信している。

それによると、東京と米西海岸のサンフランシスコ市を6時間で結ぶほか、持続可能な燃料(SAF)のみで運航され、脱炭素化の目標にも貢献するとも伝えている。

購入額は明らかにしていないが、2029年の商用化を見込んでいるようだ。ブーム社が開発する超音速機は、速度がマッハ1.7(音速の1.7倍)で、現状の航空機の2倍の速さという。超音速機といえば、燃費の悪さや騒音問題などを理由に2003年に退役した英仏共同開発の『コンコルド』が知られていたが、それに次ぐ超音速機として、しかも「脱炭素」の切り札になると期待が寄せられている。

旅客収容人数は65~88人となる見通しで、現在のサンフランシスコ~東京間の飛行時間は約10時間前後かかるが、この超音速機ならば6時間と大幅に短縮されるようだ。

ブーム社はアマゾンなどが2014年9月に設立した独立系の機体メーカー。ロールスロイスなどのほかに、日本航空(JAL)も2017年に1000万ドル(発表当時11億円)を出資して提携しており、20機の機体の優先発注権を得ているという。ユナイテッドの超音速機(イメージ)ユナイテッドの超音速機(イメージ)

2021年6月4日付

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《福田俊之》

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