個性引き立つシトロエン C3「BEWITH Platinum Voice」を試す

個性引き立つシトロエンC3「BEWITH Platinum Voice」を試す
  • 個性引き立つシトロエンC3「BEWITH Platinum Voice」を試す
  • 純正状態で最初の試聴。可も無く不可も無く音楽を聴くことが出来る
  • ディーラーオプションの「BEWITH Platinum Voice」に「PLUG&PLAY 640」を加えた状態で試聴すると別次元の高音質で音楽が楽しめた
  • 音源ソースは純正オーディオにBluetooth接続で音楽ストリーミングアプリを使用した
  • 車室内の音をコントロールするDSP「PLUG&PLAY 640」はシート下に設置されている
  • 純正スピーカー部分
  • 純正スピーカー部分
  • 内張を外した状態の純正スピーカー部分

内外装のユニークなデザインが特長のシトロエンC3。そんなC3に一段と彩りを添えるのが、ディーラーオプションとして用意されている「BEWITH Platinum Voice」だ。今回は編集部スタッフによる試聴を通じ、その進化のほどをリポートした。

編集部の女性スタッフが試聴を実施
シトロエンC3の音の進化をリアル体感

取り回しやすいコンパクトなボディながら、SUVを彷彿とさせるフォルムを持つシトロエンC3。デザインのそこかしこに欧州車らしいエッセンスが漂い、感度の高いユーザーたちから厚い支持を得ている最新モデルだ。

そんなC3をさらにグレードアップすべく、オーディオ面の進化を検討したのが今回の企画。編集部の女性スタッフが、ノーマルからシステムアップ後までの4つのステップで音の進化を実体験。クルマもドライビングも大好きだけど、オーディオについてはそれほど詳しくない。そんな編集スタッフのリアルな声をリポートしていくこととする。

今回用いたオーディオシステムは2つ。BEWITH(ビーウィズ)の「BEWITH Platinum Voice」。シトロエンのディーラーオプションとして設定されている、プレミアムスピーカーキットだ。もう1つは、BEWITHのサブブランドであるPLUG&PLAY(プラグアンドプレイ)の「PLUG&PLAY 640」。DSPにより各スピーカーの詳細なコントロールを行い、さらに内蔵アンプで力強い増幅を可能にする。いずれも内装に手を加えず導入できるので、C3の完成されたイメージを損なわずに高音質化を果たせるシステムアップ企画となった。

純正からスピーカー+DSPアンプまで
4つのステップに分けて試聴を実施

「BEWITH Platinum Voice」はBEWITHが市販モデルとしてリリースしている「Reference AM」をベースに開発された専用モデル。アルミ-マグネシウム振動板をトゥイーターとミッドバスの双方に用いることで高音質&音の統一感を実現したモデルだ。また付属のアルミダイキャスト製バッフルによる確実な取り付けで、スピーカーのポテンシャルを最大限に引き出す。

このようにスピーカーとDSPアンプをシステムアップのメニューとして用意したシトロエンC3。ユニット導入による変化を見極めるため、次の4つのシステムが用意された。(1)純正オーディオ、(2)「PLUG&PLAY 640」の導入、(3) 「BEWITH Platinum Voice」の導入、そして(4)は、(2)と(3)を組み合わせた状態だ。なお編集部の女性スタッフには、純正オーディオ試聴時を除きシステムの内容は伝えていない。

◆クリア感や音の広がり、低音の締まりなど
システムアップによる変化が随所に現れた

早速編集部の女性スタッフによる試聴を実施。まずはC3純正オーディオからスタートした。
「純正オーディオも十分に良い音ですね、ベース音にも迫力があるしシンセサイザーの電子音にもキレがあると感じました。ただ全体的に少しモワッとした感覚があります。もう少しクリア感があるとなお良いと思います」

次はスピーカーは純正のままで、「PLUG&PLAY 640」を導入した状態だ。
「純正に比べて高音が明瞭に出てきた感じです。低音もモワッとせずに引き締まった音になっていると感じました。それと音が全体的に中央にまとまってきた感覚があります。ボーカルがセンターで歌っているのが明確にわかるようになりました」

いったん「PLUG&PLAY 640」は取り外し、フロントスピーカーに「BEWITH Platinum Voice」を導入した。スピーカー変更だけでの音の変化を体感するためだ。
「高域がしっかり出ているし音の滑らかさも感じます、女性ボーカルの声がずいぶん柔らかく感じます。中音も厚みがあるという感じ。ボーカルがぐっと前に出てくる感じがします。低域は締まってて心地良い音ですね、バランスも良くって聴きやすい音だと感じました。それと音が広がり車内の空間が広く感じられました」

最後に「BEWITH Platinum Voice」と「PLUG&PLAY 640」を取り付けたフルシステムの状態で試聴を実施した。
「これが一番良いですね。高域は伸びがあってクッキリとフォーカスの合った音がしています。中央部に音がまとまっているのに加えて、周辺の音の広がりも十分です。アーティストが演奏している空間を想像できるような音になっていました」

オーディオ初心者の編集部スタッフでも、ユニットのグレードアップに比例する音の進化を明確に感じられた今回の企画。聴こえてくる音の心地良さを確実に向上させる「BEWITH Platinum Voice」、全体の質を底上げする「PLUG&PLAY 640」。C3ユーザーそれぞれの個性に合わせてチョイスしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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