廃止日よりひと足早く消えた日高線カラーのキハ40…360度見渡せるVR画像を公開 3月26日から

日高本線静内~新冠間を行く日高線カラーのキハ40形350番台。改造に際してはエンジンが220PSから330PSにパワーアップされた。鵡川~様似間が運行見合せとなってからは、室蘭本線苫小牧~岩見沢間など、他線区に顔を見せることが多かった。2000年4月30日。
  • 日高本線静内~新冠間を行く日高線カラーのキハ40形350番台。改造に際してはエンジンが220PSから330PSにパワーアップされた。鵡川~様似間が運行見合せとなってからは、室蘭本線苫小牧~岩見沢間など、他線区に顔を見せることが多かった。2000年4月30日。
  • 公開されるVR映像の一部。
  • 専用ウェブサイトへは、QRコード読み取りでアクセスできる。
  • 静内駅に停車中のキハ40形350番台。後ろの赤い車体は、キハ40を改造したお座敷車両。2000年4月30日。
  • キハ40形350番台と同時期に登場し、2013年12月に引退したキハ160形も日高線カラーとなっていた。日高本線静内~新冠。2000年4月30日。

JR北海道は3月25日、日高本線などで運用されていたキハ40形一般型気動車353号(キハ40 353)のVR画像を3月26日から公開すると発表した。

キハ40 353は、無理な小型化が祟って評判が芳しくなかった日高本線用キハ130形の代替として、1998年度から1999年度にかけてキハ40形700番台を改造し、キハ40形350番台として登場した10両のうちの1両。

キハ40形350番台は、海をイメージしたブルーと、桜をイメージしたピンクのラインが入った塗色に、「優駿浪漫」のロゴが入った日高線カラーとなっていたが、3月のダイヤ改正で営業運行を終了していた。

今回はそれを記念して、キハ40 353の外観や運転席、床下部分を360度見渡すことができるVR画像を、JR北海道のウェブサイトにある専用ページで6月30日まで公開する。

VR画像のみならず、動画や静止画、エンジン音も楽しめる内容となっており、JR北海道では「後の参考とさせていただきたく、コメント記入欄を設けております。皆様のご意見・ご要望をお待ちしております」と呼びかけている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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