日産自動車の米国部門の北米日産は3月16日、アマゾン(Amazon)のAI(人工知能)音声アシスタントサービスの「アレクサ」(Alexa)に、簡単なリクエストで車両の始動、ロックやロック解除を依頼できるようにした、と発表した。
日産は、アレクサの新しい「Connected Vehicle Skills API」を活用した新機能について、アマゾンと提携した最初の自動車メーカーだ。ユーザーはアレクサを利用して、車両の各種機能をより直接的かつ簡単にコントロールできるようになった。
日産車のオーナーは、アレクサに「アレクサ、私の車を始動して」などと話しかけることにより、自宅などに居ながらにして、エンジンの始動や車両のドアのロック/アンロックが遠隔操作で行える。
このシステムは、新型『ローグ』など、2016年モデル以降の「NissanConnect Services」搭載の11車種で利用できる。NissanConnectサービスのアップデートは、自動的に利用可能になり、起動時に車両を始動、ロック、ロック解除する機能が含まれている。
さらに、複数の日産車を所有する顧客は、それぞれの名前をパーソナライズし、その名前を使用してリクエストを送信できる。顧客は、同じアカウントで複数の車両を維持することもできる、としている。