【SUPER GT】岡山公式テストが開幕、1日目はレッドブル無限NSX-GTが最速タイムを記録

2021SUPER GT岡山公式テスト
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2021年のAUTOBACS SUPER GT Seriesの開幕を1カ月後に控え、岡山国際サーキットで今季1回目の公式テストが開幕。1日目のセッションはNo.16 RedBull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)がトップタイムを記録した。

昨年は、新型コロナウイルスの影響により無観客で実施された岡山公式テストだが、今年は人数を制限した形で有観客テストを開催。マスク着用やソーシャルディスタンスの確保をはじめ、関係者が出入りするパドックエリアへの一般入場を禁止するなど、感染防止対策が講じられた中ででのテスト走行となった。

前日は雨に見舞われた岡山国際サーキットだったが、今日は朝から晴天に恵まれ、午前のセッションからドライコンディションでテストが始まった。今年はメーカーテスト等に制限がかけられていることもあり、今回の岡山テストが開幕前に走り込みができる貴重な機会ということで、各車とも最初のセッションから積極的に周回を重ねる姿が見られた。

午前のセッションは赤旗中断もなく、順調に進行し、GT500クラスではNo.36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)が1分18秒352でトップタイムを記録した。

午後は曇り空となり、かなり冷え込んだ中でのセッションとなったが、ここで速さを見せたのが、今季からダンロップタイヤに変更した16号車ホンダ『NSX-GT』だった。セッション序盤からトップにつける走りをみせると、最後の専有走行で大湯が1分18秒121をマーク。1日目の総合トップタイムを叩き出した。

GT500にステップアップして、いきなり公式テストでトップタイムを記録した大湯は「チームとしても新体制になりましたし、僕自身もGT500に上がって、本格的にテストをしたのは今回が初めてでした。そこでトップタイムを獲れたというのは素直に良かったなと思います。決勝でのロングランとか、課題はまだありますけど、まずは一発の速さで、こうして存在感を出せたのは良かったですね」とコメントした。

またチーム在籍2年目となる笹原も「やはりタイヤが変わったことによって、特性やキャラクターなどのデータをたくさん収集したかったですし、クルマのセッティングもそれに合わせ込んでいかないといけませんでした。でも午後のセッションでは僕が乗っている時も、大湯選手が乗っている時もトップだったので、そこはポジティブなことだと思います」と今日の結果に手応えを感じているようすだったが、「ただ、やるべき事はまだたくさんあります。今日なぜ良かったのかをしっかり洗い出して、もっとデータを集めておかないと、開幕戦では厳しくなると思っています」と、シリーズ戦に向けて気を引き締めていた。

2番手にはNo.37 KeePer TOM’S GR Supraが入った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国規制の関係で、来日できないサッシャ・フェネストラズの代役として阪口晴南が平川亮と組んでテストにエントリーしている。

3番手には昨年チャンピオンを獲得したNo.1 STANLEY NSX-GTがつけたが、こちらも昨年末に髄膜炎を発症し、現在も療養中の牧野任祐に変わって武藤英紀がテストを担当。山本尚貴とともに1号車をドライブしている。

GT300クラスでは、午前・午後ともにNo.52 埼玉トヨペットGB GR Supra(吉田広樹/川合孝汰)がトップタイムをマーク。2番手にNo.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV(佐賀宏紀/中山友貴)、3番手にはNo.4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がつけた。
岡山公式テスト出走全車一覧…GT500編
岡山公式テスト出走全車一覧…GT300編
2日目はトヨタ『GRスープラ』勢が速さをみせ、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)がトップタイムを記録……

《吉田 知弘》

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