【SUPER GT】岡山公式テスト、2日目はDENSO KOBELCO スープラがトップタイムをマーク

2021SUPER GT岡山公式テスト
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2021年のSUPER GT公式テスト岡山。2日目はトヨタ『GRスープラ』勢が速さをみせ、No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)がトップタイムを記録した。

1日目と同様に2日目も朝から晴天となり、午前のセッションから各車とも積極的に周回を重ねていた。全体的に午前中に様々なタイヤを履き比べるテストを行い、午後は決勝レースを想定したロングラン走行主体のテストメニューをこなすチームが多い印象だった。

また、シーズン本番を想定して、午前にはセーフティカー訓練、午後にはスタート練習も実施され、特に今季から参戦するドライバーらが参加して、その手順を確認していた。

その中でも速さをみせたのがトヨタ勢。1日目も好調だったNo.36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)やNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/阪口晴南)が好タイムを記録したが、最終的にトップに立ったのは39号車。1分18秒181を記録した。

午後のセッションでは37号車が1分19秒224を記録するが、2日目の全体では39号車が総合トップとなった。2番手にはNo.1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/武藤英紀)がつけ、3番手には37号車が入った。

日産勢はトップ3にこそ入れなかったが、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)が午前のセッションで5番手、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が午後のセッションで2番手につけた。

1日目はあまり上位に顔を出す機会がなかった39号車だが、2日目のセッションを終えて、着実に手応えを掴んできている様子。コバライネンは「テストでのタイムはそれほど重要ではないけど、クルマのフィーリングは良かったし、セットアップやタイヤなど様々なことを試すことができた。ライバルとの位置関係は、今の段階では分からないと思うけど、少なくとも今年は上位で戦える感触はある」と、かなり前向きなコメントをしていた。

その相方である中山も「あまりタイムを気にしても仕方ない部分はありますけど、それでも1位で終えられるのは良いことだと思います。1日目に色々テストして、あまりバランスが良くないまま終わったんですが、データを見直してチームと相談して、2日目に向けて変更したセッティングでタイムが出てました。このチームは2019年から2020年にかけて大幅にメンバーが変わって色々と試行錯誤してきましたが、最近ではやったことがしっかりと結果として現れるようになっています」と、何か自信をつかんだ様子だった。

昨年からTGR TEAM SARDを率いる脇阪寿一監督も「昨年までは漠然としていた方向性で進んでいたものが、今はもう少し細かい部分で精度を持って動けるようになりましたし、エンジニアやメカニックの動きも変わってきています。今回は周りの状況をみながら方向性を探っている中で、まとまってきているなという感じです。次のテストで、さらにどう進んでいくのかが楽しみですね」と語った。

一方、GT300クラスも午前のセッションの方がタイムがよく、No.87 グランシード ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)が1分26秒138でトップ。2番手にNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、3番手にLEON PYRMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)という上位の結果となった。
岡山公式テスト出走全車一覧…GT500編
岡山公式テスト出走全車一覧…GT300編

《吉田 知弘》

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