ダイムラーの実質利益53%増、メルセデスベンツの電動車が販売好調 2020年通期暫定決算

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ダイムラー(Daimler)は1月28日、2020年通期(1~12月)の決算(暫定値)を発表した。

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の2020年通期のEBIT(利払前・税引前利益)は、66億0300万ユーロ(約8390億円)。前年の43億ユーロに対して、53.5%増加した。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の中、増益を達成したのは、主力のメルセデスベンツ乗用車と商用車で、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車の販売が伸びたため。また、2020年第4四半期(10~12月)の業績が好調だったことも、増益に貢献している。

ダイムラー・トラックスでは、米国市場の回復が加速している。欧州事業においては、新たな経営効率化策のプラスの影響が見られ始めているという。

ダイムラーとメルセデスベンツの取締役会のオラ・ケレニウス会長は、「戦略的イニシアチブと集中的な努力によって、全体の財務実績が大幅に改善されている。引き続きコストを厳しく管理していく。すべての主要な市場で強い需要が見られる」と述べている。

《森脇稔》

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