ドイツ・ニュルブルクリンクにおいて、このID. R に、2016年のF1チャンピオンのニコ・ロズベルグが試乗した。ロズベルグ氏はF1引退後、グリーンテックフェスティバルを設立した。EVに搭載可能な将来のテクノロジーを開発している企業に、多くの投資を行い、EVの普及を支援する活動に取り組んでいる。
ロズベルグの活動の一環として今回、ID. R のテストが実現した。テスト当日は、雨と風、気温が10度以下という悪コンディションにもかかわらず、圧倒的性能を備えたID.Rは、ロズベルグを笑顔にした。「雨の中でレーシングカーを運転したのは久しぶりだが、ID.Rは水を得た魚のように感じた。トラクション、加速、ダウンフォースと、F1でこれまでに経験したことのないようなパフォーマンスを発揮した」と、ロズベルグ氏は語った。
なお、フォルクスワーゲンモータースポーツは、ロズベルグ氏によるID. R のテストの様子を、公式サイトを通じて配信している。ロズベルグ氏の公式サイトでは、オンボード映像も見ることができる。