動揺防止の「安定輪」が破損…跨座式の東京モノレールで台車トラブル

東京モノレールは8月1日、台車の「安定輪」と呼ばれる部分が破損している車両が発生したことを明らかにした。

東京モノレールは、軌道桁を跨いで走行する「跨座式」と呼ばれる方式を採用しているが、その走行に使われているのがゴムタイヤで、台車には「走行輪」「案内輪」「安定輪」という3つのタイヤが3段に組み込まれている。

一番上にある走行輪は文字どおり、桁の上を走行するためのもの。案内輪は走行輪の下にあり、走行方向の維持と脱輪を防ぐ役割を果たしている。安定輪はさらに下にあり、動揺を防ぐ役割を果たしており、案内輪と安定輪は桁を挟むようになっている。

東京モノレールの発表によると、8月1日に下り羽田空港第2ターミナル行き空港快速で乗務員が異音を感じたため運行を取り止め、列車検査場の昭和島総合センター(東京都大田区)に入庫し緊急点検を行なったところ、13時17分に破損が発覚したという。安定輪は、ゴム製の表面部、ナイロン部、チューブ部の3層構造となっているが、このうち表面部とチューブ部に破損が見られた。

原因については調査中だが、東京モノレールでは在籍車両すべてを対象に緊急点検を行なうとしている。

現在、東京モノレールには1889年7月に登場した1000形、1997年8月に登場した2000形、2014年7月に登場した最新の10000形が在籍しているが、すべて日立製作所製で、ゴムタイヤにはブリヂストン製のモノレール専用タイヤが使われている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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