東京モノレールが運賃値上げ…通勤定期は約25%アップ 2024年3月から

2014年から登場している東京モノレールの10000形。2026年度までに更新を進めるとしている。
  • 2014年から登場している東京モノレールの10000形。2026年度までに更新を進めるとしている。
  • 防災機能の強化も図られるモノレール浜松町駅新駅舎のイメージ。2029年12月の竣工を目指して工事が進められる。
  • 現行運賃と改定運賃の比較。
  • 主要区間における現行運賃と改定運賃の比較。

東京モノレールは6月16日、2024年3月に運賃値上げを行なうと発表した。

コロナ禍による旅客の減少や、浜松町駅(東京都港区)の建替え工事の推進などをおもな理由としており、6月16日付けで国土交通大臣より運賃改定申請が認可された。

防災機能の強化も図られるモノレール浜松町駅新駅舎のイメージ。2029年12月の竣工を目指して工事が進められる。防災機能の強化も図られるモノレール浜松町駅新駅舎のイメージ。2029年12月の竣工を目指して工事が進められる。

平均改定率は10.8%で、普通運賃の初乗りは1円単位のIC、10円単位の切符ともに20円ずつの値上げとなる。初乗り以外はICが27~45円、切符が20~40円の値上げとなり、モノレール浜松町~羽田空港第1・第2・第3ターミナル各駅間の普通運賃はICの場合492円から519円、切符の場合500円から520円となる。

現行運賃と改定運賃の比較。現行運賃と改定運賃の比較。

一方、通勤定期運賃は現行の実施運賃から平均25.2%の値上げとなり、モノレール浜松町~第1・第2・第3ターミナル各駅間の大人1か月用は1万1280円から上限運賃(1万4920円)ぎりぎりの1万4600円となる。通学定期運賃については家計負担を考慮して据え置くとしている。

主要区間における現行運賃と改定運賃の比較。主要区間における現行運賃と改定運賃の比較。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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