東京モノレールは3月17日、国土交通大臣に対して運賃の変更認可申請を行なったと発表した。2024年3月の実施を予定している。
コロナ禍による利用客の減少など経営環境が悪化するなかで、モノレール浜松町駅(東京都港区)の建替えなど、利便性の向上策を進めるとして、消費税率の変更を除けば1999年以来、25年ぶりにとなる運賃改定に踏み切ることになった。

普通運賃の平均改定率は11.5%で、初乗り運賃はIC・切符とも20円のアップに。それ以外はICが27~45円、切符が20~40円のアップとなり、モノレール浜松町~羽田空港(第1~3ターミナル)間は500円から520円となる。

一方、通勤用定期運賃の平均改定率は、上限運賃からは16.1%だが、値下げされた2019年10月以来の実施運賃からは25.2%となる。これにより、モノレール浜松町~羽田空港(第1~3ターミナル)間の大人1か月用運賃は1万1280円から上限運賃を320円下回る1万4600円となる。
割引率は1か月用が49.6%から47.8%に変更されるが、3・6か月用は変更されない。通学用については家計負担を配慮し、運賃据置きとなる。
