国土交通省は7月22日、令和2年7月豪雨で球磨川を渡河する橋が10橋流失するなど被害が広範囲に及んだことから、流失した橋梁10橋を含む国道219号や熊本県道などの約100kmの災害復旧事業を国が代行することを決定したと発表した。
八代市から人吉市間の国道219号などの道路の被災で、球磨川にかかる深水橋、鎌瀬橋など10橋が流失し、被災した地方公共団体が国による早期復旧を要望している。
国土交通省では、流失した10橋を含む国道219号や熊本県道の約100kmの災害復旧事業を国が代行する。まず国道219号と並行する県道を組合せた1本の啓開ルートを8月上旬を目途に確保する。通学路にも指定されている西瀬橋への仮橋設置にも着手する。
すでに県道などの災害復旧事業を国が代行できるよう道路法が5月に改正された。今回、改正法を適用して国が迅速に災害復旧を代行するとしている。