[カーオーディオ・インストレーション]メインユニット…大画面ナビの取り付け

9型大画面ナビの一例(クラリオン)。
  • 9型大画面ナビの一例(クラリオン)。

カーオーディオ製品の取り付けには、さまざまなセオリーやウンチクが存在している。それらを1つ1つクローズアップしている当コーナー。現在は「メインユニット」をテーマに据えて展開している。今回は、「大画面ナビ」の取り付けに関して説明していく。

さて、AV一体型ナビの大画面化が進んで久しい。なお昨今は、フローティング構造が採用されたモデルも増えつつある。そのようなタイプは本体サイズは2DINなので、本体さえ入るのであればスムーズに取り付けられる場合がほとんどだ。

しかし、通常の大画面モデルは取り付け可能な車種が限定的だ。画面が大きくなればなるほど、取り付け可能車種数は少なくなる。

だが、“カーオーディオ・プロショップ”の力を借りれば事態の打開が可能となる。そもそも取り外しが難しいナビである場合は別にして、ナビ交換が可能であるなら、プロショップならば大概はなんとかしてくれる。

というのも、大画面モデルも本体サイズ自体は7型モデルと同様である場合がほとんどだ。そうであるのなら、モニター部が収まるようにセンタークラスターパネルを改造すれば大画面ナビも取り付けられる。

ただし、状況によって難易度は変わってくる。モニター部分を収めたい場所に移設が困難なものがあれば、改造のハードルは上がる。例えばシフトレバーやエアコンの吹き出し口などは移設が難しいものの代表格だ。それでも“カーオーディオ・プロショップ”の手に掛かればそれらの移設も不可能ではないのだが、コストは相応に掛かってくるので、その点での現実味は薄くなる(ちなみに取り外しが難しいナビでも何とかならないこともない。ただしやはりコストは相応に掛かる)。

なお、大きな改造が必要となるのか否かを事前に調べる方法がある。まずは、汎用の取り付けキットが使えるかどうかを調べると参考になる。取り付けたい画面サイズに対応する汎用取り付けキットが愛車に適合するかどうかを調べよう。それがあるならスムーズな取り付けが可能となるはずだ。

それが見つからなかった場合には、愛車の名称と取り付けたいナビのモデル名でネット検索してみよう。取り付け済みの画像が複数出てくれば、取り付けのハードルはそれほど高くはないと推測できる。逆に画像がヒットしない場合は取り付けが難しい可能性が高まる。ただし、新型車であったり新型ナビの場合はこの作戦は使いづらくなるのでご注意を。

ところでもっとも確実な方法は、「まずは1度“カーオーディオ・プロショップ”に相談に行ってみる」、だ。クルマを持ち込んで相談すれば、可否と費用の目安が掴めるはずだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も「メインユニット」の取り付けに関する解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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