VW ティグアン 改良新型、表情一新…デジタルワールドプレミア

VWのベストセラーモデルがデビュー4年を経て大幅改良

ヘッドライトやグリルが新デザインに

最新の「フォルクスワーゲンデジタルコックピット」

フォルクスワーゲン・ティグアン 改良新型
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フォルクスワーゲンは6月30日、『ティグアン』(Volkswagen Tiguan)の改良新型をデジタルワールドプレミアした。

VWのベストセラーモデルがデビュー4年を経て大幅改良

現行ティグアンは2世代目モデルで2016年4月、欧州市場で発売された。「モジュラー・トランスバース・ツールキット(MQB)」をベースに開発。技術プラットフォームは刷新され、躍動感あるプロポーションにより、さらに本格的でダイナミックなSUVモデルとして磨きがかけられた。新しい先進運転支援システム(ADAS)がアクティブセーフティを高める一方で、拡大されたホイールベースが広い室内空間を実現している。

2020年春、ティグアンの累計生産台数は600万台に到達した。2019年は、91万0926台のティグアンが生産されており、フォルクスワーゲンブランドとフォルクスワーゲングループのベストセラーモデルとなった。欧州市場では最も人気が高いSUVになるなど、世界で人気の高いSUVのトップ3にランクインしている。ティグアンは現在、世界の80%の国で購入することが可能で、ドイツ、ロシア、中国、メキシコの世界3大陸、4つのタイムゾーンで生産されている。

ヘッドライトやグリルが新デザインに

改良新型は、フロントマスクを新設計した。最新のLEDテクノロジーが盛り込まれたヘッドライトに流れ込むように配された新しいグリルは、ワイドなデザインだ。フォルクスワーゲンの最上位SUVの『トゥアレグ』を連想させるデザインとした。新しいフォルクスワーゲンのエンブレムが、グリル中央に配される。バンパーのデザインも一新している。フォルクスワーゲン・ティグアン 改良新型フォルクスワーゲン・ティグアン 改良新型

リアでは、「TIGUAN」の文字が、フォルクスワーゲンのエンブレムの下の目立つ位置にレイアウトされる。AWDモデルの「4MOTION」のエンブレムも新デザインだ。上位モデルには、ハンズフリーで簡単に開閉できるパワーリフトゲートが用意される。ホイールのデザインも新しい。

最新の「フォルクスワーゲンデジタルコックピット」

改良新型には、新開発のマルチファンクションステアリングホイールを採用した。照明付きのタッチアイランドとスライダーを備えたデジタルバージョンとなる。上位モデルのオートエアコンは、新設計のタッチモジュールによって温度調節が行える。

タッチボタンに加えて、風量と温度のコントロールは、大型の照明付きタッチスライダーで行える。タッチボタンは、ヒーター付きフロントシートやリアガラスの曇り止めなどの機能を操作したり、エアコンのメニューを操作したりする時にも使用できる。照明付きのUSB-Cポートは、空調モジュールの下にレイアウトされている。フォルクスワーゲン・ティグアン 改良新型フォルクスワーゲン・ティグアン 改良新型

改良新型には、最新世代のモジュラー式インフォテインメントシステムの「MIB3」、カスタマイズ可能なデジタルコックピット、新世代のパーソナライゼーションシステムが採用される。 MIB3は、自然な音声制御、デバイス間を簡単に切り替えることができるマルチフォンペアリング、ワイヤレスの「App-Connect」などが特長。最新の「フォルクスワーゲンデジタルコックピット」が装備されており、ドライバーはメーターの表示をカスタマイズできる。 8インチディスプレイが標準で、上位モデルには10.25インチディスプレイが付く。

新世代のパーソナライゼーションシステムは、運転席の位置や背もたれの角度、ドアミラーの設定、先進運転支援システムの設定などがカスタマイズできる。新開発の15色のアンビエント照明システムをオプションで用意した。最上位モデルには、プレミアムオーディオが採用されている。

《森脇稔》

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