メルセデスベンツ、電動車専用の自動車保険を欧州発表…動物による充電ケーブルの損害も補償

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メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は5月15日、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を対象にした電動車専用の自動車保険を欧州で発表した。

この電動車専用の自動車保険は、メルセデスベンツバンクと保険パートナーのHDIが共同開発した。EVとPHVに補償範囲の広い保険を提供し、顧客がCO2ニュートラルモビリティにできるだけ簡単に乗り換えることができるように支援する。

電動車専用の自動車保険には、バッテリーのすべてのリスク補償が含まれている。たとえば、過電圧による損傷、救助にかかった費用の補償、火災やけん引による損傷などが対象だ。

また、バッテリーが通常の使用下で放電した場合、最寄りの充電ステーションまで牽引を行う。バッテリーだけでなく、盗難などに対する保険も付帯しており、充電用のウォールボックスと充電ケーブルの損害も補償する。

さらに、動物による損害も補償する。たとえば、動物に充電ケーブルを噛まれたことによる損害など、最大1万ユーロまでの被害額が補償される。

メルセデスベンツは、新型『Aクラス』から『Sクラス』まで、PHVのラインナップ拡充や新型EVの投入により、今後新しい自動車保険の需要が見込まれる、としている。

《森脇稔》

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