市販ドラレコ、水平・垂直画角に10%以上の誇大表示も…テスト結果を初公表

(イメージ)
  • (イメージ)

ドライブレコーダー協議会は、24社の市販ドライブレコーダー26機種の基本的な機能を調査し、結果を初めて公表した。

近年、あおり運転に対する自己防衛等もあり、ドライブレコーダーの普及が急速に進んでいる。これに伴い、市場では多岐に渡る製品が発売されているが、中には説明書等に書かれた仕様と実際の性能が大幅に異なる製品も見受けられる。同協議会では、従来から市場に流通する製品の画角等基本機能の調査を行い、会員企業間で活用してきたが、今年度より、ユーザーへの啓発とメーカーへの注意喚起を目的に一部結果を公表することとした。

テスト結果によると、水平・垂直の記載がある18機種中、表記と記録映像との乖離が10%以上のものが3機種。画像飛びの原因となる0.2秒超のファイル間ギャップがあるものが26機種中、4機種あった。また以前は、LED信号が記録されない製品が市販されていたこともあったが、今回の製品テストでは、数秒以上の長周期での消灯状態が見られた機種はなかった。

同協議会では今後、調査内容、調査精度の向上を目指し、よりユーザーの製品選びの参考になる情報を提供していくとともに、2018年度に発表した「製品ガイドライン」についてもさらに整備を進めていく予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集