【インディアン スカウト100th】最古で最新のアメリカンVツインで多聞恵美が都内をクルージング

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インディアンモーターサイクル スカウト100thアニバーサリーエディション
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まるでアート作品のようなブラックワイヤーホイールとタイヤを覆う、流麗で複雑な前後フェンダー。その間に有機的につながるスタイリッシュなタンク……。どこからみても美しいアメリカンVツインクルーザーと一緒に過ごす、至福の時間。

日本市場でアメリカンVツインクルーザーといえば、ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)がすぐに浮かぶが、ハーレー以上に歴史が深く、数々の名車と伝説を打ち立ててきたのが、インディアンモーターサイクル(Indian Motorcycle)。米国バイク史上初のVツインエンジン搭載モデルを世に送り出したメーカーとしても知られる、アメリカ最古のバイクメーカーだ。

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インディアンモーターサイクルの100周年記念モデル『スカウト100thアニバーサリーエディション』(Scout 100th Anniversary Edition)ハイウェイを力強く駆け、街なかをジェントルに走り抜ける最新アメリカンVツインクルーザーの心臓部は、1133cc水冷Vツインエンジン。100馬力に近い余裕たっぷりのパワーで時に重厚なクルージング、ある時はとびきりしっとりと走ってくれる、唯一無二の移動時間を共有させてくれる。

そんなスカウト100thアニバーサリーエディション(192万円)の詳細スペックとクルージングインプレッションは、この後、詳しく記すとして、このVツインクルーザーの車名にも刻まれている100年という、インディアンモーターサイクルの歴史を紐解いてみる。

あの映画「世界最速のインディアン」にも登場するスカウト

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ネイティブアメリカンの横顔とスピリッツが描かれたブランドロゴをもつインディアンモーターサイクルは、1897年に創設した自転車メーカーがその起源。創設当時に生まれた「American Indian」という自転車のブランド名が、社名に受け継がれ現在に至る。

創設から100年が経った今も社名として受け継がれている「Indian Motorcycle」というバイクが生まれたのが1902年。ここからインディアンのバイクは、米国各地の耐久レースで矢継ぎ早にトップレコードを塗り替える。

1910年代に入ると、リーフスプリングフロントフォーク、自動オイルポンプ、2速トランスミッション、フロアボード、スターターハンドクランク、スイングアームリアサスペンションデザイン、バイク史上初の電気始動、電灯、伝説の1000cc Powerplusエンジンと、革新的技術を連発。Indian Motorcycle スクリプトロゴを確立したのもこのころだった。

そして今回、都内を駆け抜けたスカウト100thアニバーサリーエディションのルーツ、最初の『Indian Scout』が1920年に誕生。「速くて信頼性が高く、操作しやすいバイク」という評価が全米中に知れ渡り、限られた人だけの乗り物だったバイクを誰もが手に入るモビリティへと普及させた。

この初代スカウトの登場から今に至るまで、インディアンモーターサイクルの紆余曲折、波乱万丈、一期一会と様々あるが、とにかく現代版スカウトの最新モデルについてを急ごう。ちなみに、このあとのインディアンモーターサイクルの歴史のなかで特筆すべきは、2005年に劇場公開された映画「世界最速のインディアン」に登場するマシンも、あのブランドロゴが光るインディアンモーターサイクルの傑作、スカウトだ。

1920年登場の名車をそのまま現代に、世界750台限定

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「インディアンレッド」という血統のカラーをまとうスカウト100thアニバーサリーエディションは、前述のとおり約100馬力を発生させる1133cc水冷Vツインエンジンが、ベルトを介してホイールベース1575mmの後輪を駆動させる。

「世界750台限定生産」というプレミアムモデルは、「Indian Red with Gold trim」という特別カラーをまとい、エンジン側面に100周年タンクバッジ、本革ソロサドルシート、ブラックのワイヤーホイール、クローム仕上げのビーチバーがまず目を引く。

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1920年に登場した名車スカウトをそのまま現代のVツインクルーザーへと昇華させたにスカウト100thアニバーサリーエディションは、競合モデルよりも低い位置にVツインエンジンをマウントし、デュアルショックリアサスペンションと組み合わせ、31度のバンク角度、29度のすくい角度、12cmのトレイル、低いシート高で最適化。

また、スカウトノーマルモデルと共通する進化にも注目。この2020年モデルでは、排気系を刷新。フル排気系統の見直しで馬力を10%向上、スロットル応答も改善し、より深く強力な排気音に仕立て、高性能車がもつ上質感もアップさせている。Vツインエンジンをリジットマウント(直接装着)していることから、走らせた途端にその鼓動が直に伝わってくる。

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では、この最も古くて最も新しいアメリカンVツインクルーザーを駆り出し都内の道を走らせてみると、どんなエクスペリエンスをくれるか。バイクモデル・ライターでモデライダーの多聞恵美が、スカウト100thアニバーサリーエディションと過ごした濃厚なクルーズ時間を、バイク乗り視点と女性目線でインプレッションした。

多聞恵美「ジェントルでフレンドリー。このままずっといっしょにクルージングしていたい」

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「渋谷の街なかを走ってみてすぐに感じたのは、ギア選びが多少ルーズになってもぎくしゃくすることなく常に安定感ある走りをキープしてくれる“懐の広さ”を感じましたね。ハーレーダビッドソンやインディアンなどから連想するアメリカンVツインクラシックって、ちゃんと操縦しないとマシン側がすぐに機嫌を悪くするという先入観がありますけど、『こんなに操縦しやすいんだ!』っていうのが最初の印象ですね」

「ハーレーダビッドソンをはじめとするクラシッククルーザーは、『おまえちゃんと運転しろよ』『あ、すみません(泣)』というようにマシンの機嫌をとりながら走るようなイメージですが、このインディアンスカウトは、ジェントルでフレンドリー。『乗せてやるよ』という威圧感がまったくない。このままずっと一緒にクルージングしていたいと思わせる。そこがいいですね。」

「またライディングポジションは、低いシートポジションに「く」の字に乗るという、アメリカンVツインクルーザーらしいスタイルは同じですが、このスカウトが『いいな』と感じるのは、ライディングフォームと足つき・足さばきが想像以上に優れている点です」

「足つき・足さばきがいい」「思い描いたとおりに曲がってくれる」

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「シートとタンクを結ぶラインの横幅が狭いことで、身長162cm、体重50kgの私がこんな大きなクルーザーに乗っても、ガニ股にならない。ライディングフォームの横幅が車体幅とほぼ同じ。だから走っていて沈み込みもないし、ストレスフリーだし、なにより年齢性別関係なく、乗っていてカッコいい。」

「そして足つき・足さばき。足で操作するシフトと後輪ブレーキがかなり前にあることから、ライディングフォームもどこか4輪のポジションに重なるところもあってゆったり乗れる。赤信号やちょっとした休憩で止まったときも、地面に足をつけるときも、ペダル類が前にあってステップがないことから、接地面と両足の空間が50cm以上空くから、乗りながら足で地面を蹴ってちょっと動くときも楽ですね」

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「この足さばきがいい点は、転回時にも感じます。こうしたミドルクラスのアメリカンクルーザーは、真っ直ぐの道をゆったりと安定感あって走るのは得意だけど、交差点を曲がる時などは『大変そう』と感じますよね。でも、このスカウトはアメリカンクルーザーであることを忘れてしまうほど、思い描いたとおりにきゅっと曲がってくれる。」

「ゆるいカーブも車体がしっかりトレースしてくれる。これは想像以上に乗ってみてに『いいな』と思いました。スポーツバイクだとハンドルの切れ角やキャストの立ち方にあわせて体重移動で曲がれるけど、このスカウトは、ハンドル操舵で曲がるという感覚。このあたりはアメリカンクルーザーならではのフィールかなと思います。」

「心が通じるジェントルな馬に乗ってるような感覚」

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「ダイレクト感もナチュラルにある。低速・中速・高速とも、スロットルを開けた分、思ったとおりに反応してくれて気持ちいいですね。エンジンはピーキーじゃなくて優しくて、優秀なエンジンだなって、乗るとわかります。それは、ちゃんとオートバイという生き物に乗っている感覚。心が通じるジェントルな馬に乗ってるような感覚ともいえるような」

「等間隔のエンジンサウンドや鼓動感も印象的。リジットマウントしたVツインエンジンの息遣いを全身で体感できるし、ベルトドライブであることから伝達系はしなやかで静か。止めたときにパチンパチンと聞こえてくるスチールの音も良いですよね。メタルパーツに火が加わることで表面が変わっていく点も、『ライダーとメタルがいっしょにエイジングしていく』って感覚が楽しいですよね」

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「渋谷や青山の街中、東京ゲートブリッジ、レインボーブリッジと、スカウト100thアニバーサリーエディションと一緒に過ごしてみて、クラシッククルーザーの先入観はすぐに吹き飛びました。往年の名車を想わせるスタイリングに、優れた快適性や操作性、走行安定性を兼ね備えたモデルであることに驚きました」

そんな多聞さん、東京ゲートブリッジをクルージング中、インディアンモーターサイクルの最新モデルと走る時間が幸せすぎて、画像のとおり思わずサムアップ。<自分の手足のごとく馬を操るインディアン><自由に走る馬は、あたかも彼らの意思を知っているかのように駆け巡る>といった、かつての開発陣が思い描いた理想像が、いまも脈々と継承されているスカウト。その真価は、乗ってみて初めて体感できるはず。

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多聞 恵美/Megumi TAMON
オートバイ関連の媒体で活躍するモデル&タレント。モーターショーでのコンパニオンとしての活動を経て、2007年からはバイク雑誌にコラム連載をスタート。各地のモーターショーやイベントでMCを務め、バイクウェアやヘルメットブランドの広告モデルとしても活躍している。

《レスポンス編集部》

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