ようやくWHO「パンデミック」宣言、ホンダは中国武漢工場を一部再開[新聞ウォッチ]

東京浅草(3月11日)
  • 東京浅草(3月11日)

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

東日本大震災の発生から9年を迎えた「3・11」のきのうは、別の意味でも忘れられない衝撃的な日でもあったようだ。今さらではあるが、ようやく世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が、世界で感染が広がる新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明。国内でも球児たちの夢の舞台である選抜高校野球大会が中止となり、東京五輪についても延期を示唆するような関係者の気になる発言も飛び出した。

また、集中回答日を迎えた2020春闘では、トヨタ自動車がベースアップを7年ぶりに見送るなど、不安と不満が入り乱れるつらいニュースが相次いで伝えられた。

そんな失望感が漂う中、ぼんやりではあるが復興の兆しも見えてきた。ホンダが、春節休暇明けから操業を停止していた新型コロナウイルスの震源地とされている中国・湖北省武漢市にある工場の操業を再開したという。武漢工場は主力車『シビック』などを製造、生産能力は年60万台とホンダの中国全体の約半分を占める主要拠点でもある。

ホンダが「生産を一部で再開した」と発表したもので、きょうの各紙も「ホンダ、湖北省工場再開」 (読売),「湖北省動き出す企業,操業解禁、規制継続」(朝日)などと取り上げている。

当初は休暇明けの2月3日に稼働する予定だったが、春節休暇が明けた後も厳しい感染対策が続き、先送りになっていた。ただ、サプライチェーン(部品供給網)などの状況をにらみながらの操業で、設備の確認などを慎重に行いながら限定的に生産を開始したという。「春節前の生産ペースに戻るにはまだ時間がかかりそうだ」(朝日)とみられ、ホンダに限らず、世界最大の自動車市場の停滞は各社の業績への悪影響が懸念される。

2020年3月12日付

●新型コロナ、トヨタ7年ぶりベアなし、春闘軒並み低調(読売・1面)

●東日本大震災9年、あの日へ祈り重ね (読売・1面)

●ホンダ、湖北省工場再開 (読売・8面)

●フィアット操業停止へ、イタリア (読売・8面)

●ミライの未来、選ばれしエコカー正念場 (朝日・7面)

●コロナ旅客機激減、米航空リーマン以来の試練 (朝日・7面)

●センバツ中止、新型コロナ収束見通せず(毎日・1面)

●ガソリン価格が7週連続下がる、5か月ぶり安値水準 (毎日・7面)

●NY株一時1000ドル超安 (産経・1面)

●東京五輪政治日程を左右、IOCに開催判断権限 (日経・4面)

●日産、マレリから専務執行役員 (日経・15面)

《福田俊之》

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