“お手上げ”新型肺炎---ホンダ武漢工場の再開延期へ、トヨタも検討[新聞ウォッチ]

マスクを大量に仕入れた香港の薬局(2月6日)
  • マスクを大量に仕入れた香港の薬局(2月6日)
  • 新型肺炎のためしせょう客が下船できない横浜港のクルーズ船(2月6日)

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に伴い、韓国・現代自動車が生産停止に追い込まれるなど自動車産業への影響が一段と深刻化する懸念が強まっている。こうした中、ホンダが、中国の湖北省武漢市に持つ乗用車工場について、来週の2月14日にも計画していた稼働再開の時期を再延期する方針を固めたという。

きょうの読売と日経が1面トップで「ホンダ武漢工場再開延期」で大きく報じている。それによると、最短で2月下旬までずれ込む見通しだそうだ。記事によると、ホンダの武漢工場の生産能力は、中国全体の約半分にあたる年60万台とされている。現地では、従業員らは工場に出社できない状況で、工場の詳細な状況が把握できていないことに加え、部品の調達や従業員の確保などに不透明な部分も多く、通常通りの生産態勢とすることが難しい情勢という。

一方、トヨタ自動車でも、“濃厚接触”を避けるために広報担当などスタッフ全員がマスク着用という異常事態で行われた、6日の2019年4~12月決算発表時には「精査中」と明言を避けていたものの、きょうの読売と日経によると「中国4工場の稼働を早ければ10日に再開させることを目指していたが、再延期も含めて検討している」とも伝えている。

いろいろな情報が錯そうする中、きょうの朝日には「ホンダ、広州工場10日再開へ」との見出しで、春節明けの操業再開を延期していた中国・広州市の完成車工場を10日に再開する方針を固めたと報じている。

いずれにしても、ホンダではきょう7日午後には第3四半期決算の発表を予定しており「工場再開の見通し」などが明らかになるとみられるが、長期化すれば業績への影響は避けられない。

2020年2月7日付

●新型肺炎、ホンダ武漢工場再開延期、トヨタも検討、中国からの車部品ピンチ(読売・1面)

●三菱ジェット6度目延期、納入21年度以降特損4900億円(読売・2面))

●GM210億円赤字、昨秋のスト影響、10~12月期車(読売・10面)

●別の客船外国人入国拒否。首相表明(朝日・1面)

●トランプ氏無罪評決、米弾劾裁判、大統領選へ攻勢(毎日・1面)

●神戸製鋼、パスコも被害、防衛関連産業へのサイバー攻撃(毎日・18面)

●5G覇権露スパイ攻勢、ソフトバンク機密漏洩(産経・1面)

●トヨタ予想上方修正、通期最終益2兆3500億円に、中国の先行き強く警戒(産経・11面)

●東証、今年最大上げ幅、一時600円、トヨタがサプライズ(産経・11面)

●元院長を在宅起訴、池袋暴走、過失致死傷罪(東京・26面)

●自賠責の保険金増額、4月から1~7%増、10年ぶり見直し(日経・5面)

●英自動車規制トヨタ暗雲、HV販売禁止、揺らぐ地位(日経・9面)

●米ビッグスリー世界シェア2割切る、昨年販売8%減、中国不振で(日経・14面)

●日本電産・永守会長、経営、2トップ体制に(日経・15面)

《福田俊之》

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