JR東日本高崎支社は1月31日、両毛線あしかがフラワーパーク駅(栃木県足利市)に適用していた運賃特例を廃止し、3月14日から営業キロに基づく運賃を適用すると発表した。
同駅は足利市の花のテーマパークである「あしかがフラワーパーク」への最短アクセス駅として2018年4月1日に開業した1面1線の無人駅だが、運賃は隣接する同じ足利市内の富田駅までと同額とする特例措置が採られていた。
この特例廃止により、あしかがフラワーパーク駅までの営業キロは、足利方面(新前橋、前橋、桐生方)からが現行より0.9km減、富田方面(小山、栃木、佐野方)からが現行より0.9km増のものとなる。
そのため運賃が変更される区間が発生するが、おもな例としては、普通旅客運賃で同じ栃木県内の宇都宮駅からが180円(ICカードは176円)の値上げ、群馬県内の高崎駅からが180円(ICカードは176円)の値下げとなる。東京山手線内からの運賃に変更はない。
また、通勤定期運賃では1か月用・最短経路のものが、大宮駅からが460円の値上げ、富田駅からが980円の値下げとなる。
なお、ICカードについては、あしかがフラワーパーク駅と富田駅との相互間でも利用可能となる。