橋本コーポレーションが東京オートサロン2020で展示していたデモカーは、KWのサスペンション、アクラポヴィッチのチタンマフラー、ブレンボのブレーキ、OZレーシングのホイールで武装されたハイパフォーマンスな『GRスープラ』だった。
どれも欧州のハイパフォーマンスカー、スーパーカーのアフターパーツとしても有数のブランドだ。KWのサスペンションキットは、人気のバージョン3の減衰率調整タイプだ。電子制御付きモデルに対応するキットと電子制御なしのモデルに対応するキットがラインナップされる。
アクラポヴィッチはチタン製マフラーの加工・仕上げに定評があるメーカー。手曲げならぬ「水圧曲げ」と難しいチタン加工技術と溶接技術、なによりチタン独特の焼け具合がマニアだけでなくプロフェッショナルも魅了する。ハイパフォーマンスカーの御用達マフラーといってもいいだろう。中間パイプ、マフラー含むエンドパイプ、そしてサウンドキット(マフラーカッター)の3種類。
ブレンボのブレーキについては説明するまでもないだろう。6ポットキャリパー2ピースディスクで、ストリート用2種、サーキット走行用の3種類が設定されている。ローターはスリットタイプとドリルドタイプが選べる。国内ではドリルドタイプを嫌う人がいるが、欧州ではむしろスタンダードで、耐久性もいまは問題ない。ブレンボはドリルドタイプのローターの草分けであり、実績も十分だ。
ホイールはOZレーシングの19インチのLeggera-HLTが装着される。横幅は10インチと10.5インチが適合する。
以上をすべて装着すると、部品だけでおよそ180万円前後となる。工賃を考えると200万円超えにはなるだろう。
なお、スープラ展示の裏手には、橋本コーポレーションが使っていたという「ウニモグ」のショートホイールベースモデルも展示されていた。コックピットに登れるようにステップも用意され、写真撮影などできるようになっていた。