ドイツの大手清掃機器メーカー・ケルヒャーの日本支部ケルヒャージャパンが、この秋最新のバッテリーテクノロジーを搭載した洗浄機2機と、湿乾両用クリーナー1機を新たにラインナップする。これに先駆け、いち早く新製品を体験できるメディア向け体験会が開催された。 体験会ではまずはじめにケルヒャーの「バッテリーユニバース構想」が紹介された。これはバッテリープラットフォームを構築していくというもので、バッテリーを共通化させ、利便性の高い製品を提供していくというもの。ひとつのバッテリーで複数の機種を使えるようになるわけだ。 このバッテリーにも特徴があり、使用するにあたって必要な情報(残りの容量や充電時間など)を表示してくれる「リアルタイムテクノロジー」。保管時に最適な状態でバッテリーを保管する「オート保管モード」。ポリアミド採用ハウジングにより、落下にも耐える高い耐久性。そして、水の噴射を直接浴びても機器本体に影響がないIPX5の防水性能の4点を備えている。 これらの機能を搭載したバッテリーを使う製品として今回発表されたのが、「ハンドヘルドクリーナー KHB5」、「バッテリー式高圧洗浄機 K2」、「乾湿両用バキュームクリーナー WD1」の3機種。すべてバッテリー稼働のためコードレスで、重量も軽量と非常に扱いやすいラインナップとなっている。バッテリーやパーツの取り外しもワンタッチで行えるため、取り扱いやすさも抜群だ。 また、バッテリー駆動とはいえどれもパワーは必要十分。体験会では屋外で清掃を行ったが、地面や自転車に付いた泥などがみるみる間に落ちていくのは爽快だった。 「乾湿両用バキュームクリーナー」も車の清掃にとても便利そうな製品となっていた。その名の通り乾いたゴミや湿ったゴミをフィルター交換等せずにまとめて吸引が可能なほか、ホースを反対側に取り付けることで、ブロアーとしての機能も備わっていた。ゴミや汚れをまずブロアーで吹き飛ばし一箇所に固め、その後全部まとめて吸い込んで掃除するというのをこれひとつで行える。 現在、リチウムイオン二次電池、いわゆる充電池の市場がどんどんと拡大しており、清掃機器業界でも、2018年にスティック型(コードレスタイプ)の販売台数が従来のキャニスター型を上回ったという。その背景には使い勝手のよさはもちろん、バッテリーや製品の性能が上がったことによる、吸引力の向上があると担当者は語る。そんな清掃業界の最先端として、発表された今回の3製品。日常使いはもちろん、年末に控える大掃除に備えて今から準備しておくのもよさそうだ。
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