日産、NV350キャラバン など、2万8000台をリコール 火災事故発生

日産 NV350キャラバン(2017年)
  • 日産 NV350キャラバン(2017年)
  • 改善箇所

日産自動車は9月5日、『NV350キャラバン』およびいすゞ『コモ』について、PTCヒータハーネスの不具合により火災に至るおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2012年6月16日から2019年2月12日に製造された2万8485台。

暖房を補助するPTCヒータのハーネス電線径が不適切なため、最大出力で連続作動すると、発熱によりコネクタ端子が変形することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、端子部が高温になりコネクタが焼損し、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、PTCヒータハーネスを対策品に交換。また、コネクタ端子部を点検し、変色などが認められた場合はPTCヒータを新品に交換する。なお、PTCヒータの交換部品がないい場合は、準備ができるまで、一時的に機能停止の処置をする。

不具合は8件発生、火災事故が5件(部分焼損4件)起きている。市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

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