メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型、量産第一号車がラインオフ…9月から納車を欧州で開始へ

メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク 新型の量産第一号車
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メルセデスベンツは6月26日、新型『CLAシューティングブレーク』(Mercedes-Benz CLA Shooting Brake)の量産第一号車がラインオフした、と発表した。

初代CLAシューティングブレークは2014年11月、欧州で発表された。『Aクラス』ベースの4ドアクーペ、『CLAクーペ』に追加された第2のボディバリエーションだ。シューティングブレークとは、クーペとステーションワゴンを融合したデザインが特長で、クーペの美しさとワゴンの機能性を1台にまとめた。新型CLAシューティングブレークは、2世代目モデルになる。

新型CLAシューティングブレークのデザインテーマは、「積載スペースを備えたスポーツカー」だ。メルセデスベンツによると、長く伸びたボンネット、クーペのようなウィンドウラインを備えたコンパクトなキャビン、リアホイールアーチ周辺の筋肉質なボリューム感などに、スポーツカーのデザイン要素を取り入れたという。

新型CLAシューティングブレークのボディサイズは、全長4688×全幅1830×全高1442mm、ホイールベース2729mmとなる。先代モデル(全長4640×全幅1777×全高1444mm、ホイールベース2699mm)に対して、48mm長く、53mmワイド、2mm背が低い。ホイールベースは30mm延びた。エアロダイナミクス性能は、先代よりも引き上げられており、前面空気抵抗係数を示すcd値は0.26を達成している。

フロントマスクは、パワードームを備えたボンネットや、サメの鼻のように前方に傾斜したノーズを備える。グリルは、中央にスリーポインテッドスターを配したダイヤモンドパターンだ。リアは、テールランプをコンパクトにまとめ、バンパー部分にナンバープレートを移設し、ワイド感を強調している。

インテリアのデザインテーマは、「ハイテクかつ若々しく前衛的」だ。コクピットの上のカウルを廃し、ダッシュボードとドアが連続して見えるデザインとした。タービン状のエアダクトは、最近のメルセデスベンツ車に共通するデザインだ。

ボディサイズの拡大によって、先代よりも室内空間が広がった。とくに、ひじ周りのスペースは、前席が35mm、後席が44mm拡大する。後席の肩周りの空間も、22mm増えた。トランク容量は、先代よりも10リットル増えて、505リットル(VDA計測)を確保している。リアゲートの開口部は、先代よりも拡大。さらに、「イージーパック」や「ハンズフリーアクセス」装備車では、テールゲートに手を触れずに開くことができる。

この新型CLAシューティングブレーの量産第一号車が、メルセデスベンツのハンガリー・ケチケメート工場からラインオフした。欧州での納車は、9月から開始される予定だ。

《森脇稔》

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