日野デュトロ、リヤアクスルシャフトなど損傷で走行不能となるおそれ リコール

日野デュトロ
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  • 改善箇所(リヤアクスルハウジング)
  • 改善箇所(ブレーキフルードラベル)

日野自動車は6月26日、小型トラック『日野デュトロ』などのリヤアクスルハウジングに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『日野デュトロ』、トヨタ『ダイナ200』『ダイナ300』『ダイナ400』『トヨエースG25』『トヨエースG35』『トヨエースG45』の7車種で、2017年4月28日から2019年3月11日に製造された2910台。

リヤアクスルハウジングの溶接工程での作業が不適切なため、ハウジング端部のフランジが傾いた状態で溶接されているものがある。そのため、回転中心がずれることで、リヤアクスルシャフトやベアリングが損傷し、走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、リヤアクスルハウジングを点検し、フランジ部に異常がある場合はリヤアクスルアッセンブリを良品に交換する。

不具合は6件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

また、ブレーキフルードラベルが未貼付のものがあり、保安基準第12条(制動装置の基準)に抵触するとして、6万9084台に対して、同時にリコールを届け出た。改善措置として、全車両、ブレーキフルードの種類を示したラベルをインストルメントパネルに貼り付ける。

《纐纈敏也@DAYS》

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