VW ゴルフRヴァリアント に「ファイター」…400馬力セーフティカー提案

VWゴルフRヴァリアント・ファイター
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フォルクスワーゲンは5月29日~6月1日、オーストリアで開催された「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、『ゴルフRヴァリアント』のワンオフモデル、「ファイター」(Volkswagen Golf R Variant FighteR)を初公開した。

GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、今年で38回目で、欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベントだ。フォルクスワーゲングループから、フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダなどの各ブランドが参加し、オーストリアの会場には欧州から多くのファンが集まり、盛り上がりを見せる。

そのGTIミーティング・アット・ヴェルターゼーで初公開されたのが、ゴルフRヴァリアントのワンオフモデル、ファイターだ。ゴルフRヴァリアントをベースに、ドイツ・ザクセン州のフォルクスワーゲンのツヴィッカウ工場で働く職業訓練生が、カスタマイズしたワンオフモデルになる。

テーマは、サーキットで使用されるセーフティカーだ。ルーフにはライトシステム、フロントグリルにはフラッシュライトが追加された。ルーフには360度の視野を記録できるカメラも装着する。ボディカラーはクリスタルシルバー+ナルドグレーで、赤いアクセントを添えた。前後フェンダーは左右それぞれ30mm拡幅されており、ワイドタイヤを収める。

セーフティカーとしての使用を想定し、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンには、チューニングを実施した。これにより、最大出力はおよそプラス100hpの400hpへ引き上げられている。インテリアはフルレザーとなっており、荷室部分はアルカンターラで仕上げている。

《森脇稔》

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