ブラバス、メルセデスAMG GT 4ドアクーペを800馬力に強化…0-100km/h加速2.9秒

ベース車両はメルセデスAMG GT63S 4MATIC+

新設計のツインターボなどにより、最大出力800hp、最大トルク102kgmを獲得

ブラバスのカーボンファイバー製エアロパーツを装着

ブラバス 800
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ブラバスは5月29日、ブラバス『800』(BRABUS 800)を5月30日、モナコで開幕するスーパーカーショー、「トップマルケス2019」(Top Marques 2019。5月30日~6月2日)でワールドプレミアすると発表した。

ベース車両はメルセデスAMG GT63S 4MATIC+

ブラバスはドイツに本拠を置き、メルセデスベンツのトップチューナーとして知られる存在だ。ブラバスの最新作、ブラバス800は、4ドアクーペのメルセデスAMG『GT63S 4MATIC+』をベースに、さらなるパフォーマンスを追求している。

メルセデスAMG GT63S 4MATIC+には、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。最大出力639hp/5500~6500rpm、最大トルク91.8kgm/2500~4500rpmを発生する。トランスミッションは、9速の「AMGスピードシフトMCT 9G」。駆動方式は4WDで、AMGパフォーマンス仕様の4MATIC+。メルセデスAMG GT 4ドアクーペの63S 4MATIC+は、0~100km/h加速3.2秒、最高速315km/h(リミッター作動)の動力性能を実現した。ブラバス 800ブラバス 800

新設計のツインターボなどにより、最大出力800hp、最大トルク102kgmを獲得

ブラバス800では、この直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングした。エンジンのハードウェアでは、ターボチャージーを変更する。より大きなコンプレッサーユニットと、強化されたアキシャルベアリングを持つ新設計のブラバスの高性能ツインターボチャージャーは、1.6バールの最大ブースト圧を生み出す。

これにより、最大出力800hp/6600rpm、最大トルク102kgmを獲得する。ベース車両のメルセデスAMG GT63S 4MATIC+に対して、パワーは161hp、トルクは10.2kgm引き上げられた。ブラバス800の動力性能は、0~100km/h加速2.9秒、最高速315km/h(リミッター作動)。ベース車両のメルセデスAMG GT63S 4MATIC+に対して、0~100km/h加速は0.3秒速い。

ステンレス製のスポーツエキゾーストシステムは、排気背圧を下げることで出力を最適化する。アクティブ制御されたエキゾーストフラップが、排気音を変化させる。V8ツインターボエンジンは、「カミングホームモード」では静かに、「スポーツモード」では力強いサウンドを発する。チタン&カーボン製のテールパイプは、直径90mmとした。ブラバス 800ブラバス 800

ブラバスのカーボンファイバー製エアロパーツを装着

内外装には、ブラバスらしい演出が施される。エアロパーツはカーボンファイバー製だ。フロントスポイラーとフロントフェイシアアタッチメントの組み合わせで、バンパーの大きなエアインテークを強調する。このスポイラーは、高速走行時にフロントアクスルのリフトを減少させ、ハンドリングのさらなる安定性を追求する。リアには、カーボンファイバー製のディフューザーを装着。ブラバスのスポーツエキゾーストの4本テールパイプと一体デザインとした。10本スポークの鍛造ホイールは、フロントが21インチ、リアが22インチサイズだ。タイヤはピレリP-Zeroで、サイズはフロントが275/35ZR21、リアが335/25ZR22となる。

インテリアは、ファインレザーシートが装備されており、ブラックレザーをあしらった革張りが特長だ。ホワイトのステッチを添える。アルカンターラ製のシートサイドボルスターが、横方向のサポートを高める。バックライト付きのブラバスのロゴ入りステンレス製スカッフプレートを採用する。このステンレス製スカッフプレートは、周囲の照明に合わせた色で光る。 ブラバスのアルミ製ドアピン&ペダルも装備されている。

《森脇稔》

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