マクラーレン GT、620馬力ツインターボ搭載…ワールドプレミアへ

マクラーレン GT
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マクラーレンオートモーティブは5月29日、新型スーパーカーのマクラーレン『GT』(McLaren GT)を5月30日、モナコで開幕するスーパーカーショー、「トップマルケス2019」(Top Marques 2019)でワールドプレミアすると発表した。

マクラーレンGTは、マクラーレンのハイパーカー、『スピードテール』と同じDNAを持つグランドツアラーだ。ミッドシップには、「M840TE」型4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは最大出力620ps/7500rpm、最大トルク64.2kgm/5500~6500rpmを発生する。3000~7250rpmの幅広い領域において、トルクの95%を引き出す特性だ。

この新しいエンジンに、7速SSGトランスミッションを組み合わせた。動力性能は0~100km/h加速が3.2秒、最高速が326km/h。燃料タンク容量は72リットルで、マクラーレンオートモーティブによると、燃料満タン状態で、666km走行できるという。

マクラーレンGTのデザインの特長が、フロントの「ハンマーヘッドライン」だ。リアには、ボディーと一体化した固定式のリアウィング、大型ディフューザー、存在感のあるエグゾーストテールパイプを採用。マクラーレンオートモーティブによると、スーパーカーの性能を備えたグランドツアラーと主張するデザインを目指したという。

マクラーレンGTは、カーボンファイバー構造を核とした。車両重量は1530kg。マクラーレンオートモーティブによると、最も重い競合モデルよりも200kg以上軽量という。カーボンファイバー製コア構造に、高い強度を持たせたことにより、ガラス張りのCピラーとリアクォーターウインドウをデザインに組み込むことが可能に。後方の視界が広くなったことで、広いキャビンにより多くの光が射し込む設計としている。

《森脇稔》

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