BMW 5シリーズ PHVが改良、燃費は62.5km/リットルに…7月欧州発売へ

BMW 5シリーズセダンのPHV、530e セダン
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BMWは、『5シリーズセダン』(BMW 5 Series Sedan)のプラグインハイブリッド車(PHV)の改良モデルを7月、欧州市場で発売すると発表した。

5シリーズセダンのPHVは、従来「530e iパフォーマンス」を名乗っていた。「iパフォーマンス」は、BMWブランドの電動パワートレイン車に冠される名称だ。改良モデルの欧州仕様では、「530eセダン」にモデル名を変更した。

PHVパワートレインは、エンジンがダウンサイズの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボだ。モーターは、8速AT「ステップトロニック」と一体設計。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力252hp、最大トルク42.8kgmを引き出す。0~100km/h加速は6.2秒の性能を発揮する。

二次電池は、リチウムイオンバッテリーだ。改良モデルでは、バッテリーの蓄電容量を9.2kWhから12kWhにおよそ3割大容量化。これにより、EVモードでは、最大64km(WLTP計測)をゼロエミッション走行できる。従来比で30%以上の航続延長だ。この効果もあって、欧州複合モード燃費62.5km/リットル、CO2排出量36g/kmの優れた環境性能を実現している。

《森脇稔》

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