レンジローバー に直6エンジン+48Vマイルドハイブリッド…ターボとスーパーチャージャーでW過給

減速時のエネルギーを48Vのバッテリーに蓄えて加速時にアシスト

最新のコネクトシステムを搭載。スマホアプリでシートなどを遠隔操作

先進運転支援システムを豊富に設定。LEDヘッドライトには新機能も

ランドローバー・レンジローバー
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ランドローバーは、『レンジローバー』(Land Rover Range Rover)に新開発の直列6気筒エンジン+48Vマイルドハイブリッドを搭載する新グレードを、欧州で設定すると発表した。

ランドローバーは2017年秋、2020年以降に全車種に電動パワートレインを設定すると発表した。パワートレインに、EVをはじめ、PHV、ハイブリッド車(マイルドハイブリッドを含む)を用意していく計画だ。レンジローバーのマイルドハイブリッドは、この計画に沿って登場した新グレードとなる。

減速時のエネルギーを48Vのバッテリーに蓄えて加速時にアシスト

レンジローバーのマイルドハイブリッドパワートレインには、ジャガー・ランドローバーが新開発した3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ「インジニウム」エンジンを搭載する。このエンジンは、ターボと電動スーパーチャージャーでダブル過給。電動スーパーチャージャーは、ラグのないレスポンスの良さが特徴で、最大出力400ps、最大トルク56.1kgmを発生する。このエンジンが、従来のV型6気筒ガソリンエンジンを置き換える。

この直列6気筒エンジンには、48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用する。減速時のエネルギーを48Vのバッテリーに蓄え、加速時にモーターに電力を供給し、加速のアシストを行う。トランスミッションは8速AT。動力性能は0~100km/h加速が6.3秒、最高速は225km/hに到達する。欧州複合モード燃費は10.75km/リットル、CO2排出量は212g/kmと公表されている。

最新のコネクトシステムを搭載。スマホアプリでシートなどを遠隔操作

車載コネクティビティの面では、最新のインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」や、4Gの通信機能や離れた場所から車の各機能を確認・操作できる「リモートプレミアム」を導入している。主要データ(速度、ギアポジション、ナビゲーションの指示やオフロード情報など)をフロントガラス上に表示するヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)や、簡単な手の操作でパノラミックサンルーフのブラインド開閉が可能なジェスチャー・ルーフブラインドなども用意される。

ランドローバー・レンジローバーランドローバー・レンジローバーまた、スマートフォン用の専用アプリを介して、シートのレイアウト、後席の気温や風量の調整、マッサージ機能、シートヒーター&クーラー、シートヒート部位の設定などを車外から操作ができるコンフォートコントローラー機能を装備している。

先進運転支援システムを豊富に設定。LEDヘッドライトには新機能も

先進運転支援システム(ADAS)は充実する。オプションのアダプティブクルーズコントロールには、ステアリングアシスト機能が付く。このシステムでは、アダプティブクルーズコントロールの作動中、車両が車線中央を維持するよう、ステアリングホイールの操作を支援する。この技術では、車線の白線を検出。車線変更やブレーキ時には、システムが停止する。

また、高速域に対応した緊急自動ブレーキも採用。障害物を検出した場合にブレーキをかけることによって、衝突のリスクを軽減する。アダプティブクルーズコントロール、ステアリングアシスト機能付きアダプティブクルーズコントロールの両方に対応している。

ランドローバー・レンジローバーランドローバー・レンジローバーまた、オフロード走行を支援する「テレインレスポンス」の最新版も装備する。「エコ」モードを追加し、「コンフォート」「エコ」「草/砂利/雪」「泥/わだち」「砂地」「岩場」の6種類のモードから、走行モードが選択できる。

ヘッドライトには、2つの新機能が採用された。「マトリクス」と「ピクセル」の両LEDシステムには、「サイン・ポスト・ディミング」を導入。道路標識を識別し、反射光でドライバーが眩惑する可能性がある場合、LEDライトを消灯する。ツーリストモードを、ピクセルシステムに採用。ドライバーが道路の左レーンを走行するのか右レーンを走行するのかを識別し、それに応じてビームパターンを調整することができる。

《森脇稔》

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